超特急 「アリーナツアーでは最高の姿を8号車のみんなに見せたい」/インタビュー後編

――【超特急】インタビュー前編より

やるからには最高の形でステージに

――カップリング曲「up to you」は元気付けられる楽曲ですね?

タカシ:聴いていて楽しい気分になるし、夏にぴったりの曲だなと思います。何気ない日常ってじつは素敵なことなんだよって歌詞もいいですよね。
超特急の中にはたくさんの応援ソングがあるけど、この曲はめちゃめちゃ背中を押すって感じではなくて、ちょっとだけ頑張ろうかなって思わせてくれる曲かなと。

――「Fashion」はオシャレでカッコいい曲。振付を考えるのが楽しいのでは?

ユーキ:はい。洋楽っぽいカッコいい系の曲なので、今までにないアプローチで魅せられるんじゃないかと思います。曲を聴いたり他の人のMVを見たりして、「超特急だったらこうしたいな」ってイメージが湧いてきます。頭の中でイメージはどんどん膨らんでいるので、それを大切にしながら形にしていきたいです。


――「超越マイウェイ」もライブで映えそうですね?

タカシ:そうですね。コーラス部分は8号車の皆さんが歌ってくれたらいいなって。そうするとライブでより盛り上がるんじゃないかと思います。

――コーラスは2班に分かれてレコーディングするんでしたよね?

リョウガ:はい。この曲はどういう振り分けだったっけ?

カイ:リョウガ、タクヤ、ユースケ。僕とユーキ、タカシに分かれて歌ったと思う。


超特急 「アリーナツアーでは最高の姿を8号車のみんなに見せたい」/インタビュー後編
ユーキ(5号車)

――急にシャウトしたり、突然テンションを上げて歌えるものですか?

リョウガ:(急にいい声と顔を作って)僕ら、アーティストなので、音が鳴れば自然と体が反応しますね。

ユーキ:(それをまねして)僕も音を聞くと自然と気持ちが楽曲に乗れます。

ユースケ:(2人を呆れ顔で見ながら)僕は普通に歌いました。ただ、声が高いので、この曲では少し低めに歌おうって考えたりしましたね。みんなそれぞれ声の高低差を出したり、バラエティっぽい声にしたり工夫していると思います。いつもと違う声を出したりすると、「いいね」って採用されたりすることも多いです。


――「SAIKOU KOUSHIN」は6人で歌詞を書き繋いだとか?

ユーキ:はい。『“超”超フェス』のテーマ曲なので、ライブと対バンをテーマに歌詞を書こうって話し合いました。それぞれが考えてきたものをばんとぶつけて、それをタカシに歌ってもらったんですが「いいじゃん」ってことになって。ほぼ直しもなく、そのまま歌詞になってます。

――それってすごいことですよ!

ユーキ:奇跡的に上手くハマって。なんかそういう(暗黙の中で通じる)ものがあるのかなって。


カイ:歌詞に関してみんなで集まったのは2回だけ。他の人のインスピレーションを受けすぎると、それぞれの“らしさ”が消えちゃうかもしれないからって。思ったことをドンとぶつけたら、意外に良かったんです。

――書くときにこだわったことはどんなことですか?

カイ:僕が書かせてもらったラストのサビ前のDメロって、結局その歌で言いたいこと、伝えたいことが書かれていることが多いじゃないですか。それを分かりやすく伝えたいと思いました。なので、対バン相手や8号車を「迎え入れる」=広い意味でのライブについて書くことにしたんです。
僕らがいつも8号車に言っているように、「みんなでライブをしてる」ってことをカッコつけて言ってみたり。普段と違う体験で楽しかったですね。

リョウガ:僕は……、歌詞を書く行為にとても苦労しました。どう作っていいか分からず、みんなで合わせようという当日ギリギリまで悩みましたね。いろいろとやってみたいことがあり過ぎて“渋滞”みたいになってたんですが、無理やり押し込めました(苦笑)。

超特急 「アリーナツアーでは最高の姿を8号車のみんなに見せたい」/インタビュー後編
ユースケ(6号車)

ユーキ:ご存知の通り、僕は「文字系」全般が苦手なので……。


カイ:文字系ってなに(笑)。

ユーキ:言葉の引き出しってものがあまりない。だからかなり苦戦しました。Bメロっていろんな人の楽曲を聴いても、信念とかまっすぐに書いている印象だったので、僕が書くならそこでストレートな歌詞を書こうと思いました。

――書きたいパートを選べたのですか?

ユーキ:メンバーで選びました! 凝ったことができないぶん、想いを込めたつもりです。

タクヤ:僕も、書きたいパートを立候補したんです。僕の中でのテーマは“過去と現在”。今の超特急の気持ちや、ライブでの思いを書きました。目の前の敷かれたレールに乗って身を任せていた当時の気持ちを振り返ってみたり。Aメロは曲の入り口になるので、気持ちがちゃんと伝わって、なおかつサビにも繋がるような構成にしたかったので、僕なりに考えてあの歌詞になりました。作詞は単純に楽しかったですね。ほんと……、遊び程度なんですがプライベートで勝手にやってみたりしてたので、実際にこうやって書いた想いを8号車のみんなに聴いてもらうことができるのは嬉しいです。

ユースケ:僕は得意とかじゃないけど、曲とか歌詞を書くのが楽しいなって思う時期があったので、改めて6人で歌詞を書けて良かったなと思ったし、大事な頭サビを担当させてもらえて嬉しかったです。曲の入り口になるので、大切にしたいなって思いながら書きました。自分がライブに来たらこうしたいなって、こう楽しめたらライブがいいものになるなって思ったことを、お話のようにして書いていきました。

――タカシさんは自分で書いて、自分で歌うことになりますね?

タカシ:面白い体験だなって思いました。それぞれメンバーが歌詞を書いた担当パートについては、仮歌の段階で「こう歌ってほしい」みたいなディレクションをしてくれたんですよ。それは今までにないことだったので新鮮だったし、レコーディングでもみんなの言葉をしっかり繋げていって良い歌にしたいなって思いました。

超特急 「アリーナツアーでは最高の姿を8号車のみんなに見せたい」/インタビュー後編
タカシ(7号車)

――主催の『“超”超フェス』以外にも夏フェスに参加。アウェー感を感じることは?

ユーキ:フェスでは常に感じます。それをどうこっち側に持ってくるかだと思うので、燃えるものがあります。やってやるぞって気持ちや、超特急ってこうなんだよって思い、僕らを覚えて帰ってほしいっていう願い……いろんな思いを抱えながらやってますね。

カイ:実際にフェスで観て、僕らを覚えて帰ってもらえたら最高ですが、ライブ中はその場だでけも一緒に楽しんでほしいなと思いながらやってます。リョウガがいつもMCで「今だけでも8号車として楽しんで」って言うんですが、本当にそうだなって。いろんなアーティストが出るフェスだから、誰か1組だけ応援するとかじゃもったいないと思うし、僕ら自身もいろんな方々のライブを楽しんでますからね。

――他者のライブを観ると勉強や刺激にもなる?

カイ:すごくなりますね。

タカシ:前回の『超フェス』に出てくれた方も、他のイベントなどで観る方も、ライブで惹きつけるパワーがある方の理由がなんとなく分かるんですよ、直接ライブを観ると。まず、観ていて自分たちが楽しくなるんです。それってすごく大切なことだなって思うし、僕らも観ている方が思わず立ち上がっちゃいたくなるようなライブをしたいですね。

――年末には念願のさいたまスーパーアリーナを含むツアーも決まりましたね。

タクヤ:正直、まだどうなるか見当もつきません。ですが、やるからには最高の形でステージに立ちたいし、最高の姿を8号車のみんなに見せたいです。ここまで大きくなったのかと思ってもらえるように、今からできることがたくさんあるので頑張るだけですね。

リョウガ:本当にそうですね。超特急としてさいたまスーパーアリーナで金爆さん(ゴールデンボンバー)、ブルーノ・マーズさんのライブを拝見したのですが、とてつもなく広いという印象でした。僕らが立った時に、8号車で満杯にできるのかは、今はまだ想像できなくて……。ツアーを成功させるためにも『“超”超フェス』や他のイベントで、どれだけ繋げられるかにかかってるのかなと思います。さいたまスーパーアリーナと大阪城ホールの年末ツアーに向けて、夏を全力で駆け抜けたいですね。

――【超特急】インタビュー番外編
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