薬物依存からカムバックした歌手の華原朋美が、今月4日に生放送された音楽番組『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、元恋人で音楽プロデューサーの小室哲哉と共演した。華原は小室の伴奏でヒット曲「I BELIEVE」「I’m proud」を熱唱。

歌唱後には華原が小室に駆け寄り「今まで迷惑と心配かけて、本当にすみませんでした。これからは、ちゃんと前を向いていけそうです。今日は、すごく楽しかったです」と涙ながらに感謝の言葉を述べ、小室が「頑張って」と声をかけ、握手を交わすシーンもあった。

 これについて、華原は14日、パーソナリティーを務めるTOKYO FMの『華原朋美の寝てる場合じゃないのっ』で「私にはどうしても必要だった。(小室さんは)尊敬している方だし、それをファンに見せたかった」と回想した。

 だが、小室サイドの反応は手厳しい。

ステージ上で小室に声をかけることも、その後の握手もすべて台本になく、本番後に小室サイドが「聞いてない!」と怒りの声を上げていたという。

 ある音楽関係者は「華原の復帰舞台の演出に、小室さんが“使われた”感じ。オンエアを見ればわかりますが、小室さんはその場の流れで握手しただけ。すぐにステージを降りたことで、その心境は察することができるでしょう」と話す。

 ワイドショーの話題をかっさらった明治天皇の玄孫・竹田恒泰氏との熱愛報道も、もともとは話題作りのために、華原が“仕掛けた”もの。

「スクープした『女性自身』(光文社)の記者に、『こんな話があるんです』と自らプレゼンしたそうですからね。

当時、彼女は紅白歌合戦出場という目標があった。そのためのアピールに、熱愛報道を利用したんです」(週刊誌記者)

 薬物依存や自殺未遂などの修羅場をくぐり自信をつけたのか、最近の華原はセルフプロデュースに走っているそうで「レコード会社の宣伝部員が提示したプロモーションにも、平気でダメ出しするようになってきている」(前出の音楽関係者)という。華原にとって小室との再会は、竹田氏との熱愛報道に続くセルフプロモーション第2弾とでもいったところなのか……。

「小室に熱烈オファーを出していたのは華原サイドで、小室サイドは当初から『話題作りに使われる』と乗り気じゃなかった。華原さんはFNSの共演を機に、再び小室さんに新曲プロデュースをお願いするつもりのようですが、断られる可能性が高いですね」(テレビ関係者)

 華原が再び取り乱さないか心配だ。