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【ネタバレ注意】加藤シゲアキの『傘をもたない蟻たちは』で魅せる男子像って?

2015年7月16日 14時48分

普段は人気アイドル・NEWSのメンバーとして活躍する加藤シゲアキが自身初となる短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA)を発売した。





『傘を持たない蟻たちは』加藤シゲアキ



今作の帯には“生きづらさを抱えた人々の痛みと希望を描く短編集”と書いているが、そもそも加藤は天下のジャニーズ



「生きづらい」と感じる世間一般の気持ちなど彼に分かるのだろうか?と疑問に思ったのはもちろん、メディアでは「性描写が過激」と度々話題になっていたこともあり、私はこの作品はスルーすることはできなかった。



そして多忙な芸能生活を送る中、一人地味にPCへと向かっている姿を想像すると親近感を覚えたし、何よりも加藤が思う「生きづらさ」に触れてみたかったのがこの本を手に取った理由だった。



今作では“6つ”の孤独なストーリーが存在するのだが、その中でも印象的だったのが「染色」。この作品では加藤が繰り出す毒気が良い味を出しているのだが、登場人物もかなり魅力的。この物語は美大生・市村と天才的な絵の才能を持つ美優の短い恋模様を描いたものなのだが、主人公である市村からは現代で見る若者の男性像が上手く描かれていた。



加藤が描く男性像とは…

達観し、一見クールに見える市村は突如現れたミステリアスな女性・美優にのめりこんでいくのだが、そのハマり方は男性的ではなくむしろ女性的な部分が目立った。



市村は美優の家に入り浸って課題をしたり些細なイタズラをして泣かせてしまったりする場面があるのだが、その執着する姿から”女性らしさ”を感じる。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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