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『元禄港歌-千年の恋の森-』開幕、市川猿之助、宮沢りえが名作に新たな命を吹き込む

2016年1月9日 11時50分 (2016年1月17日 10時05分 更新)

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2016年1月7日(木)より、東京・Bunkamura シアターコクーンにて『元禄港歌-千年の恋の森-』が開幕した。1980年に作・秋元松代、演出・蜷川幸雄のタッグで生み出され、1984年、1998年、1999年と上演が重ねられる度に、多くの観客を魅了してきた作品が、蜷川の手により再び蘇る。出演は、市川猿之助宮沢りえ高橋一生鈴木杏市川猿弥新橋耐子段田安則、ほか。


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開幕前日には、マスコミ向けにフォトコールが行われ、舞台の一部が公開された。本作の舞台となっているのは、活気溢れる元禄の時代。大店筑前屋を舞台に、結ばれない男女、哀しき秘密を背負った親子の姿を、情感溢れる台詞と陰影ある人物造形で美しく描きだしている。


『元禄港歌』フォトコール_3


光の中に浮かび上がるお座敷で、盲目の女芸人・瞽女たちのによって三味線演奏されているのは「葛の葉子別れ」。千年の森の奥から恋しい男のため白虎となり逢いに来た女が、人里の男に恋をした罰に生まれたばかりの子と別れて再び森に帰らねばならぬという物語が哀しく響く。満開の寒椿がぽとり、ぽとりと落ちる様子と相まって、得も言われぬ美しい光景に目を奪われる。


『元禄港歌』フォトコール_2


瞽女の母親・糸栄を演じる市川は、“母親”という役どころについて「糸栄という役は、白い狐が化けたような、どこか非現実的で、幻想的な存在です。だから女形という特異性と役の特異性が呼応しているように感じています」と語る。これまで、嵐徳三郎藤間紫といった名優たちが演じてきたこの役に、市川がどのような情感を与えるのか、注目だ。

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