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世界最古の神話「ギルガメシュ叙情詩」失われた一部が発見されていた!

2016年11月5日 16時00分

 2015年10月、イラクで成立年代が世界最古とされるバビロニア神話、「ギルガメシュ叙情詩」の、これまで発見されていなかった一文が刻まれた粘土板が発見された。

 この粘土板は地元の博物館がクルディスタン地域で、遺跡の遺物を密輸する業者から購入することに成功したものだ。解読の結果、神話に登場する巨人の怪物フンババが、古代シュメールの王ギルガメシュの盟友であり、半獣半人の英雄エンキドゥの幼いころの友人であったことなど、神話の登場人物に関する背景を補完するものとなっているという。

「ギルガメシュ叙情詩」は古代シュメール王朝の王、ギルガメシュを主人公とした神話。ギルガメシュがあまりにごう慢であったため、女神アルは粘土から半獣半人のエンキドゥを作りだし、地上に送り込んだ。エンキドゥは人並み外れた大きな体と強靱な肉体を持ち、「人も国も知らず」「カモシカと共に草を食べる」人の理(ことわり)が通じない野蛮人であり、王に従わず自由に生きていた存在だったという。彼はこのころにフンババと知り合っていたようだ。後にエンキドゥは人としての分別を得てギルガメシュと対決し、以降は無二の親友となる。

 フンババは全身を硬いうろこに覆われ、手はライオン、足の爪は鷲、頭には牛の角を生やし、尾と男根は蛇という怪奇な姿の巨人だった(巨人ではなく、ドラゴンまたは精霊であるという言い伝えもある)。

 炎と毒の息を吐き、洪水を呼ぶこの怪物は神の森の守護者であった。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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