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ビートたけしの格別のヤクザ映画第3弾「アウトレイジ 最終章」

2017年10月7日 10時01分 (2017年10月9日 19時27分 更新)




■ 映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『アウトレイジ 最終章』


配給/ワーナー 10月7日よりTOHOシネマズ新宿ほかで全国公開
監督/北野武
出演/ビートたけし西田敏行大杉漣塩見三省、白竜ほか


ビートたけしこと北野武監督作で唯一のシリーズもの『アウトレイジ』の第3作にして一応完結篇。“一応”と断りを入れたのは、第1作でたけし演じる大友は刑務所で殺されたことになっていたのに、第2作で“実は死んでいなかった”とのうのうと復活したし、2作目の『アウトレイジ ビヨンド』も“全員悪人、完結”と銘打ちながら、知らぬ顔してこの第3作を作ったからだ。第4作目も、本人は否定しているが、分からんぞ。数年後に“アナザー・アウトレイジ”、あるいは“アウトレイジ リセット”なんてのができるかもしれない。


今回は、韓国に身を寄せていた元組長の大友(ビートたけし)だが、宿敵の花菱会が韓国で起こした風俗街でのトラブルを発端に、花菱会の内部抗争、大友の報復などに発展する話。相変わらず派手なドンパチ、エグい殺し方の数々はシリーズの特徴だが、今回のトーンは、あれから5年、血気盛んな武闘派の彼らも年を重ね、疲労の色濃く、その顔には死相が現れている“黄昏モード”。


特に、前作アウトレイジ ビヨンドでの波状攻撃的恫喝シーンで、観る者を震え上がらせた花菱会若頭・西野、若頭補佐・中田をコワモテで演じた西田敏行塩見三省は今回も登場してくれてうれしいのだが、この古希も近い名優ふたりはそろって近年大病を患っている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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