0

熊川哲也演出で世界初演されるKバレエカンパニー『クレオパトラ』会見レポート

2017年10月12日 13時00分 (2017年10月17日 21時34分 更新)

008100.jpg

2017年10月5日(木)より東京・Bunkamura オーチャードホールで世界初演となるKバレエカンパニー『クレオパトラ』の公開リハーサルと芸術監督・演出・振付・台本の熊川哲也による会見が、初日前日に行われた。その模様をレポートする。


ステージの背景は少しくすんだエメラルド・ブルー。鈍い金色で幾何学的な形をしたセットがピラミッドを思わせる、シンプルで美しい空間だ。女官たちをひき連れて登場したプトレマイオスは、若さの喜びを体現するように生き生きと踊りまわる。だがクレオパトラが、こちらも女官たちを従えて登場すると、舞台は一転緊張感に包まれる。実権を握るクレオパトラの「お前の好きにはさせない」という権高な台詞が聞こえてくるようだ。


Kバレエカンパニー『クレオパトラ』舞台写真_2


姉弟であるクレオパトラとプトレマイオスの権力争いに始まるストーリーは、クレオパトラがカエサルと出会って恋に落ち、一時の幸せな日々が訪れる中、第1幕を閉じる。続く第2幕では、舞台をローマに移し、クレオパトラとアントニウスの出会い、アントニウスとオクタヴィアヌスの戦い、そしてクレオパトラの最期が描かれる。


熊川は、これまでにも『ジゼル』や『白鳥の湖』などの古典や、3年前にはビゼーの名作オペラを典拠とした『カルメン』なども振付けてきたが、原作も音楽も存在しない全幕作品を手掛けるのは本作品が初めて。会見で、熊川は「この作品の制作は大変でした」と述べながらも「すごく満足できる作品になりました」と自信の笑顔を見せた。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!