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クジラの追い込み漁は“悪”なのか NY在住の映画監督が問いかける

2017年10月16日 17時00分 (2017年10月17日 16時41分 更新)

 2009年、和歌山県太地(たいじ)町のクジラの追い込み漁を、まるで悪事のように糾弾した映画が公開された。大反響とともに翌年アカデミー賞を受賞したその映画『ザ・コーヴ』を当時、居住するニューヨークで見た映画監督佐々木芽生さんは、言いようのない衝撃を受けたという。


「あの映画を見て、なんとなく変だと思った人はアメリカにも多かったんです。ただ、どこがおかしいのか分からない。一方で、日本からは何もメッセージが発信されてこない。映画への批判がドメスティックに盛り上がっていたのは知っていましたが、多くは『あれはドキュメンタリーではない』というズレた議論に終始していました。映画は作家の言いたいことを映像表現で伝えるものですから、メッセージ性が強くあるのは当然です。だから、太地町の捕鯨で生きる人々と、反捕鯨の人々、両者にバランスのとれた映画を自分がとろうと思いました」



 それが、いま全国で順次公開されている『おクジラさま ふたつの正義の物語』だ。途中中断を挟みながら、あしかけ7年にわたる制作期間中には、反捕鯨派による攻撃を受けたり、内に閉じるようになった太地町の漁師たちに撮影を認めてもらうため、漁協の組合長と前後不覚になるまで酒を酌み交わしたりもした。


「その場その場で最善をつくしてきただけです(笑)。とはいえ対象に寄り添いすぎないよう適度な距離を意識しました。シーシェパードや漁師に話を聞くときも、どちらかに加担していると思われないよう、あえてお互いの目の前で取材するようにしました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 98

  • 匿名さん 通報

    イルカが高度なコミュニケーション能力を持ち、自らの判断で殺傷してくる人間を襲わない。そうした知能を研究したジョン・C・リリー博士を今一度再考したい。

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  • 匿名さん 通報

    じゃあクジラじゃなければ善なの? そもそもアメリカじゃあ遊びで動物を殺す狩猟がスポーツに なってるけどそれは問題視しないの?

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  • 匿名さん 通報

    太地の場合、棍棒で殴る殺戮方法が残虐すぎると批判された。 なぜイルカは人を襲わないのだろう?食い殺してもいいはず。

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  • 匿名さん 通報

    観光で行ったことがあるが、絶えず血の匂いのする入江だったな。ホテルはイルカと遊泳する施設があるのに夕食にクジラが出た。子供になんと話せばいいか言葉に詰まる。

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  • 匿名さん 通報

    黄色人種主義や白人主義などというレベルの低い意見より、率直に見てみた方がいい。子供イルカを伝統で食べるから、と棍棒で何度も殴る。当の漁師たちの中でも罪悪感感じると言っていた。

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