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紗栄子「私に普通の女性の幸せは訪れない」発言…「普通」とは何か? 映画『月と雷』に見る、「普通」の獲得

2017年10月17日 17時00分 (2017年10月21日 15時44分 更新)

映画『月と雷』公式webサイトより

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 いろいろな女性ファッション誌にモデルとして登場する一方で、ネットニュースでは「嫌われ者」と「女子の憧れ」の両方の扱いをされている紗栄子(30)さんが、10月13日に放送されたトークバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演して、「私に普通の女性の幸せは訪れない」と発言していました。

 彼女は「他人の(男性の)お金で豪遊している」という印象を持たれているけれど、実際はビジネスをして自分で大金を稼いでいる、という話の流れで出た発言でした。「普通の女性の幸せは訪れないと思うから、自分で稼ぐ」という意味なのでしょうか。ここで紗栄子さんが想定されている「普通の女性の幸せ」とは、おそらく、優しくて頼り甲斐のある旦那様(と可愛い子供)に恵まれ、手厚い庇護のもとで安定した家庭生活を送ること――なのだと思います。離婚して自力で稼ぐことは「普通の女性の幸せ」ではない、と。

 でも「普通の女性の幸せ」を、ただひとつに絞ることなど到底出来ません。「普通」とは何か? ひとびとの生活の実態は多様です。誰も「これぞ普通」を定義することは、不可能ではないでしょうか。10月7日から公開中の映画『月と雷』は、まさにその「普通」に捉われ、「普通」に生きられないひとびとのストーリーです。

 原作は角田光代さんの小説。主人公の泰子(初音映莉子)は、普通に生きたいのに普通に生きられない、という女性です。泰子の幼少期、泰子の父(村上淳)がシングルマザーの直子(草刈民代)と浮気をし、泰子の実母は出奔してしまいました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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