大ヒットドラマシリーズ『花より男子』(TBS系)で、超貧乏な主人公・牧野つくし(井上真央)と恋に落ちる財閥のお坊っちゃま・道明寺司を演じた松本潤。続編とされる4月期のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(同)の第1話に道明寺がゲスト出演し、ネット上が歓喜に包まれた。

一方の松本自身は撮影の裏側について、「正直、大変だった 笑」などと、率直な感想を吐露している。

 2005年のドラマ第1弾が人気を博し、『花より男子2(リターンズ)』(07年)と、08年に映画『花より男子F(ファイナル)』が公開になった『花男』。道明寺や、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)という大金持ちの男子グループ「F4」メンバーもブレイクするなど、大ブームを巻き起こした。

「同作の続編という位置付けの『花のち晴れ』は、実力派若手女優の杉咲花がヒロイン・江戸川音役に選ばれ、その彼女に恋する神楽木晴役で、ジャニーズの新グループ・King & Prince平野紫耀が出演しています。物語はつくしやF4の卒業後、10年後の英徳学園を舞台にした痛快青春ラブコメディー。神楽木は道明寺に強いあこがれを抱いているキャラクターで、初回は道明寺のホログラム映像が流れたほか、晴の幼少期の回想シーンで、“道明寺本人”が登場しました」(ジャニーズに詳しい記者)

 道明寺のシーンは横顔や後ろ姿が中心だったものの、嵐ファンやネットユーザーからは「肩のくねり具合、歩き方、後ろ姿がめちゃくちゃ道明寺。
10年ぶりに松本潤の体に道明寺司が宿った」「背中と歩き方がザ・道明寺! って感じだった」「髪型、眉毛、話し声、歩き方やアクション、佇まいが道明寺のままで……やっぱり潤くんの演技が大好き」と、感激のコメントが続出した。

 そんな中、公式携帯サイト・Johnny's webの連載「Enjoy」(5月1日更新)で、松本が『花のち晴れ』の撮影に言及している。10年ぶりに道明寺を演じたことについて、「また彼に出会えるとは思っていなかった」と、胸中を告白。「10年前の設定」の道明寺がこのタイミングで復活し、苦労や葛藤もあったようで、「なかなか引き出しが見つからず 苦笑」「難産でした 笑」と、正直な思いを綴った。とはいえ、懐かしいスタッフと顔を合わせて「同窓会のような空気」を感じながら演技ができたといい、平野をはじめとするキャストに「期待しています!」と、エールを送っていた。

 連載を読んだファンは「『難産だった』って言ってるけど、10年の流れを感じさせないほど道明寺のまんまだったよ。
やっぱり潤は期待を裏切らない男!」「『難産だった』と報告してくれたけど、そんなふうには見えなかった」「潤くんすごいな。あの道明寺が難産だったなんて、まったく感じなかった……オファーを受けてくれたことに感謝」と、あらためて松本の努力家な一面に惚れ直したようだった。

「ほかのF4メンバーといえば、西門役の松田が4月25日にモデルの秋元梢との結婚を発表。27日、松田はインスタグラムに小栗&阿部との記念写真を載せ、『大好きな兄弟に祝われました』『Taken by 道明寺』として、撮影者は松本であると記していました。手前には『おめでとう』とデコレーションされたケーキも写っており、F4が集合して松田の結婚をお祝いしたのでしょう。松本も『Enjoy』内で3人と会ったことに触れ、『すげー、いい時間だった!!』と、感慨深げに振り返っていました」(同)

 5月1日放送の第3話には小栗演じる花沢類が登場。
こちらも、当時と変わらぬ世界観を表現し、「小栗旬はまだ花沢類いけたのか!」「ビジュアルも昔のままに仕上げてきたし、演技もあの頃の花沢類となんら変わらない……最高」と、多くの視聴者が感動していた。ドラマ内での“F4集結”は実現するのか、今後の展開に期待したい。