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【TBSアナウンサー×「ラジオ」Vol.1 宇垣美里】テレビとは違う距離感に喜び「コアなファンに会ったような…」

2018年7月23日 06時00分

ラジオへの思いを語ったTBS・宇垣美里アナウンサー (撮影/近藤誠司) (C)oricon ME inc.

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 6月11日から17日に実施された個人聴取率調査(ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査)で見事トップを獲得し、2001年8月から102期連続(17年間)という大記録を達成するなど、ラジオ業界では一人勝ち状態のTBSラジオ。そんな同局の特色のひとつとなっているのは、テレビとラジオの両方の放送局を持つ「ラテ兼営」という点。普段テレビでよく見るアナウンサーの意外な一面が、「ラジオを聞けば、見えてくる」と好評を博している。

 そこで今回、TBSラジオで番組を担当しているアナウンサー陣を対象に、テレビとは異なるラジオ独自の魅力を聞くリレーインタビューを敢行。記念すべき第1回を飾るのは、テレビでは『ひるおび!』に出演、テレビ東京の鷲見玲奈アナウンサー(28)との動画配信サービス『Paravi(パラビ)』推進活動、さらには週刊誌の表紙&グラビア登場など、さまざまなシーンで活躍する宇垣美里アナウンサー(27)。歯に衣着せない物言いで思いを語るトークが人気の宇垣アナが、現在担当している『アフター6ジャンクション』『ドランクドラゴン鈴木拓宅』から、ラジオへの率直な思いまでを余すことなく語った。

■宇多丸の度量に感謝「やりたいようにやらせてくれる」 好きなものを話して伝わる喜び

――火曜パートナーを担当する『アフター6ジャンクション』(月~金 後6:00~9:00)、通称『アトロク』はすごく情報量の多い番組です。

 もともと文化的なものが好きなので、基本的に番組で取り上げるものは何でも楽しんでいます。3時間ずっと緊張しっ放しで息つくところがないので、番組が終わった時はいつも全力疾走した後みたいに「はー、おつかれさまでした!」という感じです(笑)。

――ほかの曜日は聞いていますか?

 ほかの曜日の放送を聞くと、どうしても影響を受けてしまうので、聞かないようにしているのですが、移動中や会社にいる時、自分のことに言及されたら聞くようにしています(笑)。「宇多丸さんが、宇垣と(木曜担当の)宇内(梨沙)の名前を間違っていたらしいよ(※)」とか、グラビアに出させてもらった際に(熊崎)風斗さんが話題にしてくださった時などは、確認しようかなと。是枝裕和監督や梶芽衣子さんがいらっしゃった回なども「なんで私の日じゃなかったんだ!」と思いながら聞きました。
※宇多丸が宇内アナのことをたびたび「宇垣さん」と言い間違えることから、このほど宇内アナの愛称を番組で募集。「梨ー沙る☆うなポン♪(りーさるうなぽん)」に落ち着いた。

――5月22日の放送回では、アニメ評論家の藤津亮太さんと『コードギアス』の魅力をプレゼンし、その熱量が話題になりました。

 えへへ(笑)。もともとスタッフの方には好きだと言っていたんですけど、ちょうど時期的に劇場版が公開されるタイミングで、宇多丸さんがまだ『コードギアス』をご覧になっていないということだったので「せっかくだから、宇垣からプレゼンしよう」とスタッフの方が提案してくださいました。でも放送前から肩回しまくって、結果、温め過ぎちゃいましたね(苦笑)。実際の放送を聞き直したら、早口になっているし、好きすぎて語彙が崩壊していて「好きなんです」しか言ってないじゃんって…。本当に「わかるこの気持ち? 好きなの!」みたいになっちゃって、気持ち悪かったなってすごく反省しました。

――放送後、爆笑問題太田光さんが『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』で、これをきっかけに「コードギアスを見始めた」と発言されていました。

 太田さん、おっしゃってくれていましたよね! うれしかったです。「あの熱量で話すなら見てみよう」という方がいらっしゃるんだったら、本当にやったかいがあったし、「『コードギアス』は人生です、大好きなんです!」と改めて思いました。私がそういう風にできるのも、宇多丸さんが懐の深い方で、すべてのジャンルに対して「それで、それで?」と垣根なく聞いてくださるので、余計に私も伝えたくなっちゃうから。番組冒頭のかけあいのところも、私が無軌道に話を始めてもちゃんと整理してくださるから、すごく気持ちがいいですね。

――パートナーとして感じる『アトロク』の魅力とは。

 銃を担いだのは初めてでした(笑)。宇多丸さんが各曜日のパートナーの誕生日に銃をプレゼントするのが恒例なので、私もいただいたのですが、すごく楽しかったので、みんなでサバゲーとか行きたいな。私は本やアニメが好きで、知識が増えると世界も広がるので教えてもらうことも好きですし、番組を通して“いち生徒”としてもいろんな講義を受けられるのは楽しいですよね。一方で「このアニメが好き」と思ったらその話をさせていただけたり、好きな本もたくさんあるので、もっと自分発信でもやっていけたらと考えています。

■安住アナとの意外な関係 止まらないラジオ愛「マイクの前では真摯に」

――『ドランクドラゴン鈴木拓宅』(毎週火曜 後9:30)でのアシスタント業は、また一味違う雰囲気です。

 同じラジオでも『鈴木拓宅』は、また違いますよね。宇多丸さんに対してはすごくリスペクトがありますが、拓さんは…違うんです(笑)。いい意味でイジらせてくれるやさしさがある。私が「もう!」みたいな言い方をしても許してくれる、出来の悪い兄を怒る妹みたいな関係かな(笑)。すごくやさしい方ですし、1年以上やっているからこそ、私の良さを引き出そうとしてくださるのが伝わるので、ありがたいですね。お互いに意地悪しあっているようなところがあって、楽しいです。

――鈴木拓さんの言葉で印象に残っているものは?

 私はすごく人見知りなのですが、『鈴木拓宅』を長くやらせていただくことで克服できてきたかなと思います。昨年担当させてもらった『THE FROGMAN SHOW A.I.共存ラジオ 好奇心家族』でも、FROGMANさんの懐の深さももちろんありますが、スッと入っていけたり、宇多丸さんに対しても構えずいけたのは、拓さんとずっとご一緒している中で「なんで、アナウンサー然としようとするの?」「宇垣さん、そのままがおもしろいじゃん」とずっとおっしゃってくれていたおかげかな、と。

――6月5日、12日放送には、かつてTBSに在籍していた先輩アナの田中みな実さんがゲスト出演されました。

 本当にクレバーな方で、タジタジになりました。何を言ってもすぐに的確に返されるので…。あそこまで追い込まれることは、まぁーないですね(笑)。みな実さんのやさしさやクレバーさも引き立って、プロレスの部分、すごく勉強になりました。特にラジオだとご一緒する機会も少ないですし、なかなか先輩の仕事を近くで見られないので新鮮でした。

――リスナーとして聞いているTBSラジオの番組は?

 やっぱり、まずは『アトロク』。あとは『安住紳一郎の日曜天国』です。リスナー目線もありますが、「安住さんのその視点とその知識はなんだ!?」という驚きが勉強になり、自分もああいう視点を持ちたいなという気持ちになります。安住さん自身がいろんなものを見て、ご自身で咀嚼(そしゃく)しているからこそ、トークにできると思うので、聞く度にスゴいなと。もちろん、笑ってもいるんですけど、身につくことも多いです。

――普段、安住アナとは局内でどういった会話を?

 安住さんは多忙なので、いつも会えるわけではないのですが、お会いできたらお話しさせてもらっています。内容は…これは本当に人に言えない(笑)。安住さんがけっこうブラックな話をなさるので、私も打ち返して応酬を楽しんでいるのですが、「これ、周りで聞いている人からギョッとされるんじゃ?」みたいな感じです。私が性格的にヘコんだりしないと分かっているから、安住さんもやりあってくださると思うんですけど、いつもブラック過ぎちゃいますね(笑)。

――『アトロク』『鈴木拓宅』への出演、リスナーとして『日曜天国』を聞くことでいろいろな刺激を受けていると思いますが、今後どんな番組をやってみたい?

 もし自分の好きなように番組を担当させてもらえるなら、いろんな専門家の方に教えてもらうのが好きなので、今の『アトロク』的なものをずっとやっていけたらいいですね。一方で『好奇心家族』の中での本の紹介コーナーのように、自分の好きなものを紹介できる番組にも興味があります。『アトロク』はあまりリスナーさんからのメールを紹介する時間がないので、リスナーさんの話を聞いたり、いろんな人と触れ合うこともやってみたいんです。ジェーン・スーさんの『生活は踊る』の相談のコーナーを聞くのもすごく好きなのですが、その瞬間しか出会えない人との会話だからこそ、その邂逅(かいこう)を大事にするというのはステキですし、それってラジオでしかできないことですよね。そういったこともやってみたいし、あーいっぱいいっぱいだ(笑)。

――宇垣さんがいかにラジオ好きなのか伝わってきます。

 本当に好きなんですよね。運良く入社1年目からBLITZ赤坂でライブをするアーティストを紹介する『BLITZ POWER PUSH』という番組をやらせてもらえたので、ラジオのことをたくさん勉強できました。2年間くらい担当させていただいて、終わる頃には、番組とラジオのことがすごく好きになっていたので、同期の皆川玲奈に「宇垣、本当に『BLITZ POWER PUSH』のこと好きだよね」と言われて「そうなのー!」と答えたり(笑)。

――宇垣さんにとって、ラジオはどういった空間?

 顔が見えないっていうのが私にとってすごく安心というか…、「ラジオ聞いています」と言っていただくと、(かみしめるように)「ありがとう!」という気持ちになりますし、すごくコアなファンの方に会えた気持ちになるんです。ラジオでは本当にパーソナルな話をしているので、より私のことを知ってくださっているなというのがある。ラジオで嫌われたらしょうがないなという気持ちになります。それは私がその人と合わなかったということですから。だからこそ、自分が思っていることが全部ちゃんと伝わるように、言葉も選んで、マイクの前では真摯に話ができたらな、と思っています。

宇垣美里(うがき・みさと)1991年生まれ。同志社大学卒業後の2014年4月、TBSに入社。情報番組『ひるおび!』を担当する傍ら、入社1年目から『BLITZ POWER PUSH』を担当するなど、ラジオとの関わりも深い。現在は『アフター6ジャンクション』の火曜レギュラー、『ドランクドラゴン鈴木拓宅』に出演。

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「【TBSアナウンサー×「ラジオ」Vol.1 宇垣美里】テレビとは違う距離感に喜び「コアなファンに会ったような…」」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    チョン豚Sのダークな実態をもっと話せよ安住

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