ジャニーズ事務所傘下の株式会社東京・新・グローブ座が運営している新宿区の劇場「東京グローブ座」。10月3日にはV6・三宅健主演の舞台『二十日鼠と人間』が開幕したが、今回から劇場内での双眼鏡の使用は“許可制”になってしまったという。
グローブ座はジャニーズ事務所が所有する劇場のため、ジャニーズタレントとの関わりは深く、今年も3月に関ジャニ∞・村上信五の一人芝居『If or ・・・Ⅹ』をはじめ、4~8月にかけては関ジャニ∞・丸山隆平、少年隊・東山紀之出演舞台『泥棒役者』や、Hey!Say!JUMP・高木雄也、八乙女光がダブル主演を務めた『薔薇と白鳥』と、NEWS・増田貴久主演『Only You ~ぼくらのROMEO&JULIET~』が立て続けに上演された。
そんな中、増田主演作『Only You ~ぼくらのROMEO&JULIET~』に関しては、公演を盗撮した動画がTwitterなどSNS上に出回り、一部ジャニーズファンが問題視した一件も。
「舞台は7月12日にスタートしましたが、同月30日頃から『1階席で双眼鏡の使用が禁止になった』という情報が駆け巡り、ファンが騒然となりました。実際、劇場内には双眼鏡の使用に関する張り紙やアナウンスをして注意を呼びかけていたとか。劇場スタッフに事情を聞いたというファンによれば、双眼鏡のレンズが反射してしまうことで、演出や俳優の演技の妨げになる場面があったそう。
そして、『二十日鼠と人間』の初日を迎えると、現場のファンがTwitterで「グローブ座、双眼鏡申請しないと使用できない。結構並ぶので早めに行ってください」「双眼鏡許可所があって、チケットと双眼鏡ともに写真に撮られ、複数使う時は複数提出」と、報告が上がった。いつ更新したものなのかは不明ながら、確かにグローブ座のサイトにある「東京グローブ座主催公演ご来場のお客様へ」とのページには、「双眼鏡をご使用されるお客様は、必ずご観劇前に劇場スタッフまでお申し出ください」「許可のない双眼鏡のご使用は固くお断りいたします。
一部のV6ファンは公演前日の時点でこの注意事項を確認していたようだが、現地に着いて把握したファンも多かったのだろう。「双眼鏡申請、ビックリするほど並ぶ……」「グローブ座入場して、双眼鏡受付の列へ。机の上にチケットと双眼鏡を並べてデジカメで撮影される。それからトイレの列に行ったから慌ただしいし、ロビーが人でいっぱいだった」「使う双眼鏡とチケットを渡して、係員がデジカメで写真に収めるという、何とも奇妙なことをされた。何のためか予想はつくけど、そういうことで時間をとるなら、もっと早く来たのに。
「ファンの書き込みによれば、5~6月の『薔薇と白鳥』の時は、双眼鏡に関してそこまで厳しいルールはなかった模様。その後、相次ぐ盗撮を看過できないと判断し、防止のためにも事前に双眼鏡を点検している可能性が高いでしょう。一方、増田は『Only You~』終了後の8月22日にJohnny's webの連載『増田貴久の○○』にて、一部ファンが歓声や服装を含めてコンサート感覚で舞台を見に来ていたと苦言を呈した上で、『オペラグラスは反射して眩しい』『全体を見ないのは勿体ないと思うから、苦手なの』と、本音を吐露しました。増田の言い分を見る限り、客席での双眼鏡の利用は『出演者にとって芝居の妨げになる』といった理由や、主催者側が照明などの都合で難色を示した場合もあるのかもしれませんね」(同)
ネット上では「双眼鏡チェックが導入された! 盗撮多いもんなぁ……いいぞ、グローブ座!」「三宅くん主演のグローブ座公演、双眼鏡使用が申請制になったとはビックリ。まっすー舞台で撮影機能付き双眼鏡を使用した人がいたから対策されたんだね。
三宅の公演が10月28日に終了した後、11月7日~12月2日まではジャニーズWEST・濵田崇裕主演の『歌喜劇/市場三郎~グアムの恋』が上演される。注意喚起によってマナー違反者が減ることを願うばかりだ。