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"握力検査"で心臓の健康がわかる? 握力低下が死亡リスクに大きく関連!?

2015年5月25日 21時38分

握力は強力な早期死亡の予測因子? Graphs/PIXTA(ピクスタ)

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 "握力検査"で、心臓発作、脳卒中、早期死亡のリスクが高い人を特定できる可能性がある――。そんな研究が、有力医学誌『The Lancet』(5月13日号)に掲載された

 カナダ、ハミルトン・ヘルスサイエンス/マクマスター大学公衆衛生研究所(PHRI)のDarryl Leong氏らは、17カ国の成人14万人弱(35~70歳)を平均4年間にわたり追跡調査した。

 その結果、握力が5 kg低下するごとに全原因死亡リスクが16%、心臓関連死が17%、非心臓関連死が17%上昇することが分かった。また、握力が5 kg低下するごとに、脳卒中リスクが9%、心臓発作リスクが7%上昇した。

 ちなみに、握力と心臓発作・脳卒中・早期死亡リスク上昇の関連性は、年齢、学歴、喫煙、飲酒、運動、雇用状況などの因子を考慮しても変わらなかった。

 この研究は、握力と心臓発作・脳卒中・早期死亡リスクの関連性を示したが、因果関係を証明するようにはデザインされていない。それでも、「握力は、収縮期血圧(最高血圧)よりも強力な早期死亡の予測因子であるようだ」とLeong氏らは話している。

 さらにLeong氏は、「握力検査は、死亡や心血管疾患のリスクを評価するための簡単で安価な指標である可能性がある」とし、「筋力を向上させる取り組みが死亡や心血管疾患のリスクを低減する可能性があるかどうか調べるにはさらなる研究が必要だ」と述べている。

 握力の強さは個人の体の大きさや体重、民族によって異なる可能性がある。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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