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日本で臓器提供者が増えない理由~「臓器移植法」から20年「脳死ドナー」わずか465人

2017年12月4日 14時00分

臓器移植法の施行から20年(depositphotos.com)

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 脳死になった人から心臓や肝臓などの摘出を認めた「臓器移植法」が施行されてから、今年で20年になる――。

 施行当初は、15歳以上を対象に、本人の意思が書面で示され、家族が拒まない場合に限り、臓器の摘出ができるとされていた。その後、2010年施行の改正法では、子どもを含め本人が生前に拒否していなければ、家族承諾で提供可能となった。

 しかし、脳死下でのドナー(臓器提供者)数は法改正後も年間約30~60人で推移しており、先進国の中では圧倒的に少ない。

日本の脳死ドナーは約20年で465人! 米国は年間8000~9000人

 国の委託を受け、患者とドナーの橋渡しを行う「公益社団法人日本臓器移植ネットワーク」によると、脳死下のドナーは、法施行後から今年9月末までの約20年間で465人にすぎない。

 一方アメリカでは、臓器提供のほとんどが脳死のドナーであり、その数は年間8000~9000人といわれる。

 また、人口100万人当たりのドナー数(2013年現在)を比べると、アメリカの26人、韓国の8.4人などに対して、日本はわずか0.7人。世界第1位のスペイン39.7人に比べると50分の1以下と、大きな隔たりがある。

 移植の待機患者は今年(2017年)10月末現在、全臓器で約1万4000人。そのうち、心臓移植の登録者は20年間の累計で1390人いるが、移植手術を受けた人は350人余り、320人は手術を受けられずに亡くなっている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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