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コックピットの窓が吹き飛び、機長の半身は機体の外に...でも、全員生還!

2011年4月11日 18時00分 (2011年4月12日 19時51分 更新)
ティムの上体はシートベルトを外れて機体の外側に吸い出されており、すでに足しか見えなくなっていました。

私は操縦輪に飛び乗り、ティムの胴回りを抱えるようにして、体全体が飛び出すのを防ごうとしました。彼のシャツは引きはがれ、体は機体の天井部分を挟み込むように折れ曲がっていました。ティムの足が前方に押し付けられていたためにオートパイロットは停止し、吹き飛んだコックピットのドアが制御装置の上に乗ってしまったのでスロットルがコントロールできず、機体は急加速して世界の空でももっとも混雑したエリアを時速650kmで急降下していきました。

全てのものが機体から吸い出されて行きました。酸素ボトルも飛んで行き、私はあやうく頭をぶつけそうになりました。私は死にたくないと思いながら、自分自身も吸い出されるような感じがしました。すると(客室乗務員の)ジョンが駆け込んできて私が吸い出されそうなことに気づき、私のズボンのベルトをつかんで機長のショルダーストラップを巻きつけてくれました。副操縦士のアラステアは運よく安全ベルトを離陸してからずっと着用していましたが、そうでなければ彼も飛んで行っていたところでした。


間もなく圧力は均衡化しましたが、ランカスター機長の体はまだ機体の外に飛び出したままですし、摂氏マイナス17度の風が時速630kmの勢いで吹き込んできます。副操縦士が必死で機体のコントロールを取り戻し、2分ほどでやっと1万1000フィートまで高度を下げることができました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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