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日光の近赤外線が肌の組織形成などの役割を果たすバーシカンの産生を減少させる ポーラ化成工業が発見

2015年11月21日 20時33分 (2015年12月12日 19時01分 更新)

 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業は、日光に含まれる近赤外線が、真皮線維芽細胞において、肌の組織形成・維持修復など多様な役割を果たす重要な生体成分であるバーシカンの産生を減少させることを見出した。


 真皮のバーシカンが減少すると、真皮の水分保持能力や真皮線維芽細胞の組織再生力が衰え、結果として皮膚の弾力性の低下や回復の遅れにつながると考えられるという。また、ポーラ化成工業が開発したオリジナルエキスである「ゴールデン LP」により、近赤外線で減少するバーシカンの産生が回復することが確認された。研究成果は、ポーラ・オルビスグループのポーラから来春発売される化粧品に活用される予定。


 ポーラ化成工業では、地上に到達する日光の中で約30%のエネルギーを占める近赤外線が、紫外線とは異なる作用で真皮線維芽細胞のコラーゲン分解酵素を増加させることを発見している。この研究をもとに近赤外線とバーシカンの両方に着目して研究を進めた結果、近赤外線は線維芽細胞のバーシカン産生を減少させることを明らかにした。


 バーシカンは、胎児期や傷の治癒期等、肌が盛んに作られる時期の真皮に多く、加齢とともに減少する糖タンパク質の一種で、組織の形成・維持・修復やヒアルロン酸の保持といった多様な役割を持っている。ポーラ化成工業ではこのことに着目し、真皮線維芽細胞からのバーシカン産生を高める化粧品素材として「ゴールデン LP」を開発している。

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