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「大地震は満月か新月の前後に起きやすい」東大研究者らが発表

2016年9月20日 10時05分


今後の地震予知に役立てられるか?

ホラー映画やSF小説の世界では科学的な根拠はないそうですが、満月の日に人の精神状態がおかしくなり、異常な事件が起きるといったシナリオがたびたび用いられてきました。ところが、どうやら満月が地球環境に影響をもたらすということが科学的に証明されつつあるようですよ。

すでに過去には、アメリカ地質調査所(U.S. Geological Survey)によって、アメリカ西部のサンアンドレアス断層で生じた深部低周波地震(LFE)が、太陽や月の引力の影響を受ける時期に増えるとの調査結果が発表されていました。ただし、そのデータは、世界のほかの地域に生じた地震には必ずしも当てはまらず、疑問が残る発表でもあったようです。

ところが、このほど東京大学の研究者チームが、40年以上にわたるデータから世界各地で生じた地震を徹底分析。その結果、マグニチュード5.5以上の巨大地震が発生した時期と、大潮になる時期、つまり月や太陽から地球が受ける重力の影響が大きくなる時期に因果関係があることを示す研究論文が、学術雑誌「Nature Geoscience」に掲載されました。

同調査によれば、2004年のスマトラ島沖地震、2010年のチリ地震、2011年の東日本大震災など、いずれもマグニチュード8.8を超える巨大地震が、満月または新月の前後に発生していたことが判明。大潮の時期には、海底の地殻プレートへ潮汐による多大な力がかかり、そこへ太陽や月の引力も加わって、大地震につながりやすいとの説が発表されています。

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