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~中小工場のIoT化最前線:3~稼働状況も職員の体調も見える化!

2017年1月17日 07時59分

一個流し生産の様子。効率的に配置されたミニ設備の内側を、人が動いていくことで工程を進めていく。このレイアウトも担当の職人に任されており、ここは職人にとっての「一国一城」となっている

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 それにしても、どうして方針を転換して「開国」へ舵を切ったのか。

「ある時、若い職人が『自分が定年になる時に、武州工業は百周年ですね』と言ったことがありました。その先まで会社が続いていなければ困るとすれば、そのときうちは何を作っているんだろう、日本では何を作っているのだろうという疑問が生まれました。それで、日本はもっと直近に、危機が迫ってるんじゃないかと思えてきて、『自分たちさえ良ければいい』じゃいけないなと考えたわけです」

 自社は安泰だったとしても、周辺の経済活動が落ち込んでしまっては元も子もない。特に製造業は、材料の仕入れや部品の納入など、企業同士の結びつきが強い面がある。周辺が地盤沈下する中で自分たちの足下だけを気にしていてもしょうがない、ということだろう。

 IoTは見えなかった部分を“見える化”することに長けたツールだ。今まで、見えていた部分だけで考えていては行き届かなかった工夫やアイデアが、より深化していくことが期待できる。ブラックボックスに光を当てるIoTをうまく使えれば、今までは思いもよらなかった、新しい工夫や効率化が進められるだろう。

IoTテクノロジーの導入、どんな心構えが必要か

 ITが身近にある業種を除けば、IoTの導入といってもピンと来ずに、二の足を踏むこともあるかと思われる。ここまで見てきた武州工業の事例から、そんな導入時の心構えが読み取れるのではないだろうか。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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