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健康的に年をとっている人たちの共通点とは?

2017年12月8日 09時00分

ただし、「health ageing」って、きっちりとした定義がないのが微妙は微妙です。この論文においては、調査期間中に以下の4項目が揃っていると「health ageing」が良好であるとしていますが…。

  • 慢性疾患に罹っていない
  • 認知症が発生していない
  • 身体機能に障害が発生していない
  • メンタル的に問題が発生していない

つまり、「健康的に歳を取っている」「日常生活に問題なく生活ができる」「今すぐ生命を左右する持病がない」状態であればOKとしているんですね。


運動をすると健康的に年齢を重ねられる

論文のPDFより引用。中程度の運動をしていた人のオッズ比は2.67、強度の運動のしていた人のオッズ比は3.53となっている。

さて、この論文の結論はどうなっているのかというと、

  • 調査条件を満たした人は全調査対象1万1,000人(調査期間8年)のうち、3,454人
  • 3,454人中、健康だったのは665人(19.3%)
  • 中程度(自己申告で週に1回程度)の運動をしていた人は運動をしない人より、オッズ比2.67で健康であった
  • 強度(自己申告で週に2回以上)の運動をしていた人は運動をしない人より、オッズ比3.53で健康であった

とのこと。ちなみに、「オッズ比」というのは、ちょっとわかりにくいですが、「関連の高さ」を示す数字です。単純に「何倍」ということではありませんので、お間違いなきよう。

まあ、ここまでは予想できる範囲でした。ですが、この研究で面白いのは、

  • 最初は運動をしていなかったけど、途中で運動を開始した人が健康である効果はオッズ比3.37

という部分です。

論文のPDFより引用。途中から運動するようになった人(Become active)のオッズ比は3.37だった。

つまり、もともと運動嫌いの人でも、なにかの理由で運動をするようになれば、健康的に年齢を重ねられるということになります。


とはいえ、決して無理はいけませんよ!

主治医として診療させていただいた患者さんが定年退職をすると、いきなり「健康オタク」になる例が多いです。

今まで仕事に追われ、運動さえもほとんど行なわず、付き合いで飲みたくない酒を飲み、ストレスのためか喫煙に走り、時簡短縮のために移動はほとんど車だった人が、いきなり禁酒・禁煙は当たり前、さらに毎日のウォーキング、ジム通いをはじめるのです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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