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「iPhone XS/XS Max/XR」は何が変わった? iPhone X/8/8 Plusと比較しながら要点をまとめ

2018年9月13日 05時22分

「iPhone XS/XS Max」(写真=左)と「iPhone XR」(写真=右)

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 米Appleは9月12日(米国時間)、iOS搭載スマートフォンの新モデルとして「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」を発表した。iPhone XS/XS Maxは9月21日、XRは10月26日に発売する。2017年に登場した前モデル「iPhone X」「iPhone 8/8 Plus」と比べながら、新機能や注目すべきポイントを紹介しよう。

 新モデルのラインアップは、ストレージ容量別にすると全9モデル。Apple Storeの価格はiPhone XSが11万2800円から、iPhone XS Maxが12万4800円から、iPhone XRは8万4800円から(以下全て税別)。

iPhone Xのデザインを踏襲した3モデル登場 6色カラバリの安価モデルも

iPhone XS/iPhone XS Max

 iPhone XSは、2017年に発売したiPhone Xの後継モデル。有機ELディスプレイを搭載し、4辺ともに狭額縁、画面の上部にノッチ(切り欠き)があるなど、外観はiPhone Xと同じ。画面サイズと解像度は5.8インチ(2436×1125ピクセル、458ppi)で、本体サイズは143.6(幅)×70.9(奥行き)×7.7(高さ)ミリと、こちらもiPhone Xと同じ。ただし重さは177グラムと、iPhone Xから3グラム重くなった。

 iPhone XS Maxは、iPhone XSの大画面モデル。デザインはそのまま画面サイズを6.5インチに大型化した。解像度は2688×1242ピクセル、458ppiとなる。本体サイズは157.5(幅)×77.4(奥行き)×7.7(高さ)ミリ、重さ208グラム。iPhone 8 Plusのサイズに近く、重さは6グラムほど重い。大きな画面を求めているiPhone 8 Plusユーザーにとっては待望のモデルになるだろう。

 防水性能も強化した。iPhone Xは水深1メートルで30分間耐えられる「IP67」だったのに対し、XS/XS Maxは、水深2メートルで30分間耐えられる「IP68」となった。

 XS/XS Maxのカラーバリエーションは、iPhone Xと同じスペースグレイ、シルバーと、新色のゴールド。

iPhone XR

 iPhone XRは、iPhone Xの外観を踏襲した新しい下位モデルで、6.1インチ(1792×828ピクセル、326ppi)の「Liquid Retina HDディスプレイ」と呼ばれるIPS液晶を搭載する。本体サイズは150.9(幅)×75.7(奥行き)×8.3(高さ)ミリ、重さは194グラムで、今回の新しい3モデルの中では中間に位置するサイズだ。防水性能はiPhone Xと同じ「IP67」となる。

 カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、プロダクトレッド。豊富な本体カラーを用意しながら価格を抑えた普及機という位置付けといえるだろう。

 本体裏面の質感やカメラ形状はiPhone 8を、カラーバリエーションはかつての「iPhone 5c」を連想させ、選ぶのが楽しくなりそうだ。特にプロダクトレッドはこれまで後から追加されることが多く、最初から選べるのはうれしい。

 iPhone XRのスペックを見ると、iPhone 6s/iPhone 6s Plus以降で採用している感圧タッチ機能「3D Touch」が唯一取り除かれている。XS/XS Maxでは続けて採用しており、今後のモデルで3D Touchが機能としてフェードアウトしていくとも考えにくいことから、意図的に外しているようだ。3D Touchを便利に使っているユーザーは悩ましいポイントとなりそうだ。

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●新モデルは全て「A12 Bionic」搭載 パフォーマンスは最大15%向上

 XS/XS Max/XRは、7nm製造プロセスによる新プロセッサ「A12 Bionic」を採用。6コアCPU(4+2コア)、4コアGPU、8コアのニューラルエンジンを搭載する。iPhone Xが採用していた「A11 Bionic」に比べてパフォーマンスは最大15%高速化、消費電力は最大50%削減、グラフィックス性能は最大50%高速化したという。

 バッテリー容量は公開していないが、iPhone Xと比べると、XSのバッテリー持続時間は約30分、XS MAXは約1時間半伸びたという。連続通話時間はiPhone XSが最大20時間、XR Maxは最大25時間、XRも最大25時間。ビデオ再生はXSが最大14時間、XR Maxが最大15時間、XRが最大16時間となっている。

 バッテリー持続時間を重視するユーザーは、大きなボディーサイズを生かして他モデルよりもバッテリー持続時間が長いiPhone XS Maxを選ぶといいだろう。いずれもワイヤレス充電に対応する。

●カメラは主にフロントカメラを強化 RGBカメラとIRセンサーを搭載

 XS/XS Max/XRの前面に搭載される、有効700万画素のRGBカメラ(F2.2)とIRカメラを組み合わせた「TrueDepthカメラ」は、Face IDによる顔認証が高速化したという。ポートレードモードによる背景のボケ効果も強化した。

 XS/XS Maxの背面カメラは、有効1200万画素の広角レンズ(F1.8)と望遠レンズ(F2.8)のデュアルカメラを搭載。ともに光学手ブレ補正を搭載する。4K動画撮影(24fps、30fps、60fps)やスローモーション撮影(120fps、240fps)など、いずれもiPhone Xと同等だが、動画撮影でステレオ録音が可能になった他、ポートレードモードで被写界深度(F値)を疑似的に変えられるようなユーザーインタフェースによって背景のボケ具合を後から変更できるようになった。

 iPhone XRのリアカメラはシングルレンズ(F1.8)となる。

●nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応

 XS/XS Max/XRは、iPhoneで初めてLTEの同時待受(DSDS)が可能なデュアルSIMに対応した。ただし、SIMを2枚挿せるわけではなく、内蔵チップ型のeSIMとnanoSIMの組み合わせによるもの。中国向けのモデルのみnanoSIMを2枚挿せるという。

●512GBの大容量モデルが登場、しかし……

 XS/XS Maxには、512GBのストレージを持つ最上位モデルも登場した。しかし、iPhone XSは15万2800円、iPhone XS Maxは16万4800円と、かなりの高額モデルになっている。

 一方で、iPhone XRの64GBモデルは8万4800円と、新モデルの中では比較的お手頃価格に落ち着いた。iPhone Xの64GBモデルが11万2800円だったことを考慮すると、iPhone 8にiPhone Xのデザインを取り入れて、カラーバリエーションを増やし、基本スペックを上位モデル並に向上させたiPhone XRは、新たな需要を呼び起こすモデルとなるかもしれない。

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「「iPhone XS/XS Max/XR」は何が変わった? iPhone X/8/8 Plusと比較しながら要点をまとめ」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    高すぎ!164,800円ってちょっとカスタムしたノーパソ並の価格。本体価格に見合うコンテンツが提供できるのか。

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