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西郷隆盛に影響を与えた『言志四録』とは?

2017年12月7日 06時30分 (2017年12月8日 22時56分 更新)

平成30年(2018年)は、「明治維新150周年」という節目の年。NHK大河ドラマ西郷隆盛を主人公とする『西郷(せご)どん』に決まり、“西郷さんブーム”が訪れそうな気配です。

ところで西郷さんが、江戸時代の儒学者である佐藤一斎(以下、「一斎先生」)の著作『言志四録(げんししろく)』を生涯愛読し、人生哲学の核としていたことをご存知でしょうか?

4つの書物の集合体である『言志四録』の全1133条を熟読し、特に心に残った101条を選出。それらを書きとめ、常に傍に置いて繰り返し読み返し、西南戦争で明治政府と戦ったときも持ち歩いていたというのです。

ちなみに西郷さんが西南戦争に敗れて自決したのち、その101条は明治21年(1888年)に『西郷南洲手抄言志録』として世に出ることになりました。きょうご紹介する『超訳「言志四録」西郷隆盛を支えた101の言葉』(濱田浩一郎著、すばる舎)は、そんな『手抄言志録』を“超訳”し、解説を加えたものです。

平成13年(2001)には、当時の小泉純一郎首相が、衆議院の教育関連法案の審議中に『言志四録』の一節を引用しました。

「少(わか)くして学べば、即ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず、老にして学べば、則ち死して朽ちず」(子供のころからしっかり勉強しておけば、大人になって重要な仕事をすることができる。大人になってからも、さらに学び続ければ、老年になってもその力は衰えることがない。

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