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米国の技術力衰退の兆候 貿易統計で明らかに

2018年3月14日 08時30分 (2018年3月15日 16時26分 更新)
米政府が作成する大量の情報の中に、不吉な兆候が見られるときがある。先日公開された一連の貿易統計の中にもこうした兆候が見られ、米国の技術的な優位性が鈍り始めたことが示されている。これはあくまで兆候であり、米国の技術的優勢性の失墜を決定づけるものではないが、一考する価値はある。

今回の貿易統計には、見出し担当記者の目に留まるような、特別な注目に値するものはない。米国の貿易赤字は昨年11月の504億ドル(約5兆4000億円)から、12月には531億ドル(約5兆6500億円)に開いたが、特に目立った変化ではない。

この赤字は大半が物品貿易によるものであり、同分野での貿易赤字額は11月の707億ドル(約7兆5000億円)から12月には733億ドル(約7兆8000億円)へと拡大した。そのため、2015年と16年の急速なドル高の影響が遅れて出ただけ、と過小評価してしまうのは簡単だ。

ここで、少し深く掘り下げると、さらなる情報が浮かび上がってくる。米国勢調査局によると、他の一般的な輸出と同様、技術製品の輸出が鈍化したことに加え、コンピューターや通信機器などの一部のサブ部門では輸出が完全に停滞していた。

携帯や半導体の輸出は多少の成長を維持し、特に半導体は過去数年間にわたる輸出量低下に歯止めをかけたものの、2017年のコンピューターとその関連機器の輸出減は顕著だった。こうした技術製品の米国への輸入が昨年の間に8%増加していたことを考えると、なおさら大きな減少ぶりだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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