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元銀行CEOが語る、リターン20倍以上の「命を救う投資」

2018年5月21日 11時30分
130億米ドルの投資で、見込まれる経済効果は最大2900億米ドル。リターンは20倍以上。何よりも、800万人の命を救うことができる。感染症対策とは、未来を担う次世代への投資だ。

「様々な推計の上に成り立った予測ですが、その半分のリターンだとしても、かなりいい投資だと思います」

そう語るのは、英金融大手スタンダード・チャータード銀行元CEO、ピーター・サンズ氏。今年3月に国際機関のグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の事務局長に就任した。

グローバルファンドは、コフィ・アナン元国連事務総長らの呼びかけに応じて、G8諸国が資金を支援したのをきっかけに、2002年にスイスに発足。エイズ・結核・マラリアの三大感染症対策のため、現在までに338億ドル(約3.7兆円)をそれらが多発する中低所得国や地域のプロジェクトに拠出。2200万人以上を感染症による死から救った、世界最大規模の医療関連の基金だ。

冒頭の数字はグローバルファンドが3年おきに行う増資の第5回目(2017年から2019年まで)の目標額とその経済効果の概算だ。同基金がその経済効果まで予測するのには訳がある。

WHOによると2016年に結核、エイズ、マラリアで亡くなった人は 約300万人とも言われ、毎日、8600人もの命が失われている計算になる。低所得国にとって感染症の被害は、患者の健康だけではない。子どもたちは教育の機会を奪われ、看病をする大人の労働力も奪う。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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