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東京の夜景を前に「ルイ13世」を楽しむという至福

2018年1月13日 17時00分 (2018年1月15日 11時26分 更新)
ルイ13世を知らないという人であっても、この美しいクリスタルのボトルはご覧になったことがあるのではないか?

熟練したクリスタル職人が11人、タイミングを合わせながら共同作業で息を吹き込んで造り上げるこのデキャンタはバカラ製。ひとつずつシリアルナンバーが付けられ、百合の紋章をあしらったストッパー、24金の装飾で覆われたネック……その細部へのこだわりが、この一本が至高の一本であることを如実に物語っている。

もちろんその中身も唯一無二の存在である。ルイ13世とは広義にはブランデーであり、コニャックである。コニャックを名乗るには、コニャック地方で収穫されたブドウを原料とし、2回の単式蒸留を行った原酒をフランス国内のオーク樽で2年以上熟成させなければならない。

さらに、ルイ13世はコニャック地方の6つの生産区域の最上級であるグランド・シャンパーニュ産のブドウを100%使用。「グランド・シャンパーニュ規格」のコニャックは、全コニャックのうちの1パーセント以下の生産量にすぎないというが、そのなかでもほんの一部、最高のテロワールで育てられたブドウだけがルイ13世となることができるのだ。

ほんの小さな区画から選別され、収穫されたワインは注意深く蒸留され、その凝縮されたエッセンスはフランスでも最上級と称されるリムーザン産のオーク樽で短いもので40年、長いものでは100年にわたって眠る。
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