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ジャガーが再定義した、現代における「快適な移動」

2018年7月21日 15時00分
英国車の故郷。ジャガーの本社があるコヴェントリーをそう称しても異論はないだろう。

実際、この街に美しい大聖堂がそびえる歴史ある古都であり、近代的な工業都市という印象はない。貿易都市として栄えた後、19世紀後半には自転車の製造が盛んになり、モビリティを生み出す土壌が生まれた。英国の自動車産業の発展を阻んだ悪法として知られる”赤旗法”の廃止もそのきっかけだった。

余談だが、”赤旗法”とは、歩行者や馬に配慮するあまり、自動車の前を赤い旗を振りながら歩く人が必要という法律で、制限速度も人が歩ける速度以下に限定されていた。

1980年代の英国経済の悪化に伴って、多くの自動車メーカーが消えた。今もって本社をコヴェントリーに置く乗用車メーカーは、もはやジャガーそしてランドローバーのみである。もちろんジャガーも不況の煽りを受けたが、ブランド力の高さから89年にフォード、2008年にタタからの投資を得てその名を紡いできた。

特に、タタの資本を受けて以降の快進撃には目を見張るものがある。アメリカ市場に目を向けていた時代には、ビッグサルーンの代名詞ともなっていたが、近年のジャガーは創業当時の精神に立ち返って、スポーティネスを重視したクルマづくりに舵を切っている。定評を得ていた洗練されたスタイリングに加えて、エンジンに投資をすることにより、高級車に比肩するユーザー体験を、手頃な価格で提供する方針を打ち立てた。

その精神は、最新のジャガーである「E-PACE」にも表現されている。

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