決勝T進出の西野監督「本意ではないけど、勝ち上がるための戦略的なこと」

大健闘!ロシアワールドカップ 日本代表の戦績

ロシアで開催されたサッカーワールドカップ。日本代表は直前で監督が変わるというアクシデントが発生するも、決勝トーナメントに進出するという快挙を達成。日本代表の歴史に新たな1ページを刻み込んだ。

下馬評では散々 西野ジャパンの評判

4月にハリルホジッチ監督が解任され、西野氏が監督に就任した。ワールドカップ目前の解任について、サポーターからは日本サッカー協会への不満なども噴出していた。

また、西野監督が発表した代表メンバーがベテランばかりであることから、昨年の流行語大賞を用いて「忖度ジャパン」と表現する人も。

ワールドカップの戦績予想も、3戦全敗などのような悲観的な見方をする意見が、メディア・SNSを問わず相次いだ。
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下克上の始まり 日本 vs. コロンビア

ワールドカップロシア大会で最初に戦ったのは強豪コロンビア。前半6分でコロンビアのファールにより、香川真司がPK先制。一時は追いつかれるも、大迫勇也のヘディングシュートが決まり、再度日本がリード。途中出場したハメス・ロドリゲスの脅威にも打ち勝ち、見事初戦を白星で飾った。

また、大迫が決勝点を決めたことで、ネットスラングと化した「大迫半端ない」がTwitterなどで話題になり、テレビでも紹介される事態に。

強敵にしがみついた日本 vs. セネガル

コロンビアに勝利した日本は、第2戦でセネガルと対戦。前半から猛攻を仕掛けられ、セネガルが先制したが、後半に乾貴士が同点ゴールで追いついた。

その後もセネガルの攻撃が途切れることはなく、追加点を許した日本。しかし、2人がかりでゴールを守るネットに、本田圭佑が一撃を加え、再び同点に追いついた。

セネガル監督「名物キャラ」に

日本戦とは関係ない形で話題になったのが、セネガルのアリウ・シセ監督。42歳という今大会の最年少監督であり、唯一の黒人監督でもあるシセ監督は、ハンサムな外見や独特なガッツポーズなどがソーシャルメディア上で話題に。


日本でもスタジアムでコンガを叩く、コンビニで買い物をするなどのコラージュ画像が作られ、Twitterでは「吹奏楽部のシセ先生」というハッシュタグなども誕生。テーマに沿った「大喜利」が展開された。
シセ監督は、何かと日本と縁がある。セネガルがW杯に初出場したのが、日本が韓国と共催した2002年日韓大会。準々決勝まで勝ち進んだセネガルの主将を務めていたのがシセ監督だった。
ロシアW杯:端正シセ監督、苦笑「愛されるのはいいこと」 - 毎日新聞
吹奏楽部のシセ先生 - エキサイト ウェブ検索

ギリギリの戦い 日本 vs. ポーランド

決勝トーナメントへの進出が引き分け以上で確定となる第3戦。対戦相手となったポーランドは予選リーグでの敗退が決まっているものの、FIFAランキングでコロンビアなどと肩を並べる強豪の一角。

日本は得点のチャンスを逃して0点に終わり、この試合には敗北、勝ち点4で予選リーグを終えた。得失点差、総得点でもセネガルと横並びになった日本だが、警告ポイントの少なさで日本が決勝トーナメント進出を決めた。

試合終了直前 賛否分かれたパス回し

ポーランドとの試合が終わった後、各地で話題になったのが試合終了直前の「パス回し」。消極的な行動が目立った試合運びは、スタジアムでブーイングが起きるほどの反響があった。

フェアプレー精神に反している、つまらない試合だとする批判的意見、戦略の一環、優勝に近づくための手段だと理解する意見が入り乱れ、世論は大きく割れる形に。

「悪魔」から先制点 日本 vs. ベルギー

強豪達を押しのけて決勝トーナメントの舞台に立った日本代表。対戦時はFIFAランキングで3位につけるベルギー相手から、原口元気が先制点を奪う。その4分後には乾貴士が追加点を挙げ、ゲームは後半の序盤から日本に有利な形で大きく動き出した。

だが、赤い悪魔とも言われるベルギー代表の猛攻はここから始まった。69分と74分にそれぞれゴールを決め、終盤で同点に追いつかれると、アディショナルタイムでナセル・シャドリの決勝点が決まり、日本代表のベスト8入りはあと一歩の所で届かなかった。

他国サポーターにも影響 日本のごみ拾い

ポーランド戦の試合運び、ベルギー戦での「超接戦」だけでなく、日本はサポーターの活動という面でも各国のメディアなどで話題になった。

試合後に行っていた日本のサポーターたちのごみ拾いが、海外メディアなどで称賛された。また、日本代表も敗退後にロッカーを掃除し、ロシア語で書き置きをして帰っていったということで、選手にも「素晴らしい」などの意見が寄せられた。

西野監督や長谷部誠 日本代表と「SAYONARA」

ベルギー戦後、本田圭佑は日本代表からの引退を示唆。その後、主将として働き続けた長谷部誠は日本代表からの引退を明言した。

また、チームの立て直しを図った西野監督も「約束だから」という理由で、任期満了で監督を退任することになった。