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ACID ANDROID ツアー開幕、狂気と神々しさが介在する存在感

2017年10月31日 13時00分 (2017年10月31日 13時00分 更新)
ほぼ定刻、会場が暗転すると、反復するシーケンスが打ち鳴らされる。機械を制するようにビートを刻んでいく山口大吾(Dr/People In The Box)と、黙々とリフを重ねていくKAZUYA(Gt/Lillies and Remains)。フロントに立つ細身の中性的なシルエット、颯爽と登場したyukihiroはケーブルを鞭のように捌き、口角に対し直角になるようにマイクを構えた。

L'Arc-en-Cielのドラマー、yukihiroのソロプロジェクトACID ANDROIDが10月27日(金)、渋谷WWW Xにて海外公演を含む『ACID ANDROID LIVE 2017 #2』の初日を迎えた。重厚なギターの壁とデジタルなビートを武器にしていたACID ANDROIDは、現在の3人体制でのライブに移行して以来、そのサウンドと楽曲を大きく進化させてきた。ねっとりと轟くベース音とアーシーに響く電子音。音数は多くないが緻密であり、無機質であるのに不思議と冷たさを感じない音像。そんな現在のACID ANDROIDを存分に魅せつけたライブだった。

のたうち回るようにうねる「gamble」、地を這っていく「double dare」。聴感上の低音よりも体感的な重さがずっしりとくる。丁寧に作られたシーケンスと生バンドがもたらすグルーヴ。山口の図太く、迷いのないスネアのショットがデジタルとアナログの狭間を差配し、押し引きの明確なKAZUYAのギターは、ときに荒々しく、ときに優しく歌に寄り添っていく。

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