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満月の夜は、犯罪が増える?

2010年6月11日 07時00分

満月の夜は精神が高ぶるというが…

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満月の夜、胸騒ぎしたことってありますか?『満月の日には犯罪や交通事故が多い』という話を耳にしたことがある人もいるかもしれません。狼男が変身するのも満月の夜という設定ですし、なにか人間を惑わすような不思議な力が満月にはあるのでしょうか?教えて!gooにこんな質問がありました。

「満月の日に精神が高ぶるのは本当ですか?」

この質問に対して、こんな回答が寄せられています。

   「人間の身体は、ほとんど水分で出来ています。海が月の影響を受けて満ち引きするように、人間の身体にも多大な影響を受けていると聞いたことがあります。出産時刻や死亡時刻は不思議なほど満ち引きと関係しているといいます」(penpen0608さん)

この説は、アメリカの精神科医アーノルド・L.リーバーの研究で有名になった「バイオタイド(体内潮汐)理論」というもの。人間の体内に含まれる水分にも、海の潮の満ち引きのようなものがあり、それが『満月が人を狂わせる』という現象を引き起こしているのはないか、という説です。

リーバー医師は、事件・事故発生日の統計を取り、満月の日にいつもより多くの事件・事故が起きているということを突き止めました。この研究は、『月の魔力』(東京書籍)という本にまとめられ、女性の生理周期と月の周期が一致していること(どちらも28日周期)や、妊娠期間と月暦との因果関係なども紹介されています。しかし、このバイオタイド理論については、その統計の取り方などに問題点があるとして、科学的見地からは疑問が投げかけられてもいます。

では、ほかにはどんな説があるのでしょうか?

■「明るくて夜歩きしやすいから、犯罪に遭う」という説も

「満月の日に凶悪犯罪が増える」

という質問では、こんな回答が寄せられていました。

   「昔、(電気の)照明が普及していなかった頃、満月は明るくて夜歩きしやすかったので、出歩く人が多く犯罪に遭いやすかった、ということでは?…月明かりで運転する人はいないから、交通事故も関係ないでしょう」(nozomi500さん)

ものすごくシンプルですが、なるほどと思わせる説得力のある仮説ですね。質問者さんも「意外と、こういう事が誇大解釈されて神話化みたいにされていったのかもしれませんね」とコメントしていますが、ありうる話です。

英語では狂人のことを「lunatic」といいますが、これはラテン語で「月に影響された」という意味の言葉が語源となっているそうです。神話や民間伝承などでも、月と狂気を結びつけたものは世界中に数多く存在してます。科学的な証明はなされていませんが、古来から人間が月に“心狂わされるパワーのような何か”を感じていたことだけは確かなようですね。

吉川晶子(Yoshikawa Akiko) →記事一覧

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