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地震で流れたデマ情報、その見分け方は?

2011年3月17日 07時00分 (2011年3月23日 06時49分 更新)

チェーンメールにご注意を

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これまで誰も経験したことのない巨大地震と大津波。その恐怖も覚めないうちに、不安心理を一層あおるような情報が流れてきたら、冷静さを失ってしまうのも無理はない。東日本大震災の直後、メールやTwitterでそんな情報を目にした人も多いのでは。教えて!gooにも質問が相次いだ。

緊急!!!! 地震 これは本当ですか!?

地震に関するメールが回ってきました

いずれも地震発生の翌日に寄せられた質問。「今回の地震はプレート型の為、東京では夜に地震が発生する可能性がある」「石油会社の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降る」――。そんな内容に加えて、「できるだけ多くの人に転送してください」「いろんな人に回してください」と呼びかける点も共通している。

この手のチェーンメールを受け取ったら、まずデマを疑った方がいい。そして冷静に読み直すこと。そうすると、情報源が不明で誰がどこから得た情報なのかが何も書いていないこと、そして断片的な単語を並べたてて不安をあおる書き方をしていることに気付く。「プレート型の為、東京では夜に地震が発生…」という文章は、冷静に考えればまったく論理がデタラメだし、電力会社の方はちょっとネットで調べればデマだと分かる。回答者もこうアドバイスしている。

   「きちんと記者会見や報道の内容を見極めて、そういうデマを迂闊(うかつ)に信じないように」(localtombiさん)

   「メールを絶対に転送しないでください。不必要なデマを流し、今携帯を本当に使いたい人達が使えなくなります」(taro39865983さん)

情報の正確性を判断するうえで、一番の根拠となるのはその出所。例えば地震に関する情報なら、気象庁が公式ホームページに掲載している地震や津波に関する最新情報が参考になるし、避難勧告が出れば政府や自治体が必ず発表する。チェーンメールに組織名や団体名が書かれていたら、まずその組織の公式ホームページをチェックするなどして真偽を確かめた方がいい。

そしてテレビや新聞などマスメディアの報道をチェックすること。マスコミの報道ぶりに対して多くの批判があるのは確か。それでも大手マスコミは、政府、自治体、省庁、企業や経済団体との間で長年かけて培った取材網があるので、こういう時の情報源として信頼度は高い。地震の直後は気象庁の会見も一問一答形式で流していたので、その内容をチェックすれば、余震についての情報も確認できたはず。

一方、Twitterは今回の地震で情報伝達の貴重な手段になったけれど、流れてくる情報をすべて鵜呑みにするのはあまりに無防備。どこから出た情報? 発信者は信頼できる? と常にチェックして選別する必要がある。信頼できるアカウントは組織や個人の正式名称で登録されていて、多くはロゴや住所が明記してある。公式認定されたアカウントには「認証バッジ」という青いチェックマークが付いている(ただし公式アカウント全部にこのマークが付いているとは限らない)。

つまりTwitterなどのネットメディアは受け手の判断能力が問われる媒体といえるかも。気になる情報は自分で調べたり確認したりする作業が不可欠。それをしないままの安易なリツイートや転送はやめた方がいい。デマや流言に加担する無責任なユーザーにならないために。

鈴木聖子(Suzuki Seiko) →記事一覧

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今回の地震のデマ、流言は何ですか?
このメールの真偽を教えてください。by岩手

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注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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