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原発以外の新エネルギーは何がいいのか

2011年4月11日 07時00分 (2011年4月16日 06時49分 更新)

これからの発電はどうすれば

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福島第一・第二原子力発電所の電力供給が止まった結果、戦後の混乱期以来の計画停電が実施されています。関東の電力が主に福島原発を含む東北の数か所からの電気供給に頼っていた事がわかり、公害も出さずクリーンな発電といわれていた原発が、いまや国難の原因となっています。福島原発の再建は、めどがまったく立たず、柏崎刈羽等の他の原発もやはり新潟県中越地震の影響で、フル稼働状態ではありません。

夏場の電力不足が確実視され、かつ日本人のみならず世界中の人に原発忌避のムードが広がる中、原子力発電の是非を問う声まであがっています。教えて!gooでも、これから発電をどうしたらよいか、質問があがっています。

これからの発電は、何に頼ればいいと思いますか?

■「原発以外はありえない」「自然エネルギーの活用を」

質問者localtombiさんは、この事故を受けて、やはり電源供給は、原発なのか、石油やCO2の問題があっても火力、地形を活かした水力か、あるいは一層の省電力生活をしていくべきなのかを考えています。それに対する回答は…

   「CO2を出さないで、現状のレベル維持は、原発依存以外ありえません。水力では需要を満たせず、風・太陽光も無理です。温暖化を容認して、火力にすることは国際的に不可能です。さらなるフェイルセーフを強化して原発以外はありえないと思います」(oosaka_ossanさん)

   「ガスタービンの燃料はLNGなど、液体化石燃料に比べればCO2排出量が多少なりとも少ないと言われているようです。水力は生態系に直接与える影響も大きいですから、あまり現実的ではないかと思われます」(satoru0809さん)

   「原発は確かにそのリスクをさらけ出す形になりました。しかし、もっと予算を割り振って推進出来ていれば退役寸前の40年前の原子炉を使わずに済んだという見方も出来ます」(EFA15ELさん)

   「そろそろ、火力と原子力は脱出したいですね。自然エネルギーの活用。これに限りますよ。幸いにも、日本は波の荒い日本海や流れの早い津軽海峡・鳴門海峡、風の強い山脈など波力や風力には恵まれています」(Shin1994さん)

   「IGCC(石炭ガス化複合発電)が一番可能性高いように思えます。石油と比べて石炭はまだまだ埋蔵量が半端なくありますし、一番の問題だったCO2排出量などもガス化発電をとることで少なくとも石油火力発電レベルには下げられます」(good-failureさん)

■発電は、いかに人間がコントロールできるかどうかが重要

いろいろな意見がありましたが、水力発電は自然環境に左右される(発電ダムに水がなければ発電できない。特に夏の渇水期に弱い)、火力発電は石油調達コストに左右され、CO2も膨大に排出する。その他の発電方法はまだ技術的に安定しておらず、太陽光発電は気象条件に左右されるなど、あくまで実験的・補助的発電としか考えられない状態です。

回答の中にもありましたが、女川原発はほとんど同じ立地だったのに、事故になりませんでした。原発は廃炉コストが他の発電所にくらべて放射性物質の除去などでもっとも高くなるため、廃炉にせず40年間も主力として使ってきた東京電力の考え方は改められるべきでしょう。

これからは失った信頼を取り戻せるような、安全な原子力発電所の建設・管理などが電力会社に強く求められるのではないでしょうか。

※本記事は2011年4月3日に執筆されたものです。

桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

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注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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