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立春は、旧暦の元旦じゃないの!?

2013年2月4日 07時00分 (2013年2月7日 18時49分 更新)

立春は、旧暦の元旦じゃないの!?

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本日は立春ですが、旧暦ではまだ2012年の12月24日。「立春と旧暦の元旦がずれている」と疑問を感じた方から、教えて!gooにこんな質問が寄せられています。

節分は旧暦の何月何日?

「『節分は旧暦の大晦日、立春は元旦』というのが当たり前だとおもうのですが、私はなにか勘違いをしているのでしょうか?」(am3timeさん)

同じ疑問を抱いた方もいらっしゃるのでは?さっそく回答をご紹介します。

■説明が長くなるんです…

「『節分は旧暦の大晦日』は間違いです」と指摘したのは、回答者のyespanyongさん。さらに続きます。

「新暦上では立春は毎年2月4日頃でほぼ変わりませんが、旧正月は毎年変わります。ご覧になったカレンダー(2011年)はたまたま1日しかずれてなかっただけで、大抵の年はもっとずれてます。したがって、立春や節分が旧暦で何月何日になるかも毎年変わります」

ところが、質問者からは「何度も読み返しましたし、他の似た質問も読んだのですが、やはりイマイチ理解できませんでした」と残念なコメントが…。

それもそのはず、この質問に答えるには回りくどい説明が不可欠なんです(涙)。というわけで、質問者を救うべく、やや“ざっくり”になりますが解説を補足します。

■旧暦とは

旧暦は、文字通りにかつて使用された暦で、日本では一般的に太陰太陽暦を指します。この以前は純粋に月の満ち欠け(純粋太陰暦)を用いていました。

ところが月の満ち欠け(約28日)を12ヵ月循環させると、3年で1ヵ月ほどのずれが生じます。その問題を解消するため、閏月(うるうづき)を挿入した暦が太陰太陽暦です。最近では、2012年の4月に「閏3月」が挿入されていました。

また旧暦の1日は必ず新月になります。1日を「ついたち」と読むのも「朔(月立ち)」が語源です。月に関係の深い暦と言えます。

■立春は春の始まり

一方の立春は、二十四節気の春の始まりを表す名称です。この二十四節気は、太陽の(黄道上の)見かけの高さを基準にした季節区分のこと。詳しい成り立ちは割愛しますが、春分や秋分、夏至や冬至は多くの方がご存知ではないでしょうか。

二十四節気では立春以外に、立夏・立秋・立冬(四立)があります。そして、この四立が始まる前日が節分です。最近では「秋の節分に太巻きを食べよう!」といった商戦も繰り広げられており、他の季節でも徐々に周知されつつありますが…。

さて、謎は解けたでしょうか?「立春=春の始まり」「旧暦元旦=旧暦1月1日」で、そもそも別の次元のものなのです。

しかしながら「節分=大晦日、立春=新年」と例えて説明するサイトが多く存在しています。もしかすると、この例え話が余計な混乱を招いているのかもしれませんね。

実は大晦日と節分でも意味合いが異なります。晦日は「つごもり」とも読み「月隠り」が語源。みそかと読むのは旧暦由来の当て字(三十日)で、大晦日は「1年の最終日」を意味します。

一方の節分は文字通りに“季節の分け目”を意味する言葉。どちらも、それぞれの前日には違いないものの「最終日」と「分け目」ではナンカ違う。

はぁ、日本語って難しいですね。これで誤解が解ければ良いのですが…うまく伝わったでしょうか?(涙)

入江ねこ(Irie Neco) →記事一覧

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注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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