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胃カメラ・バリウム検査後の飲酒は大丈夫?専門医を直撃!

2015年10月28日 18時00分 (2015年11月1日 17時37分 更新)

胃カメラ・バリウム検査後の飲酒は大丈夫?専門医を直撃!

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人間ドックや、胃の不調を感じたときに受ける胃カメラ検査やバリウム検査。検査に関しては必ず食事制限が設けられているが、どうしても前日や当日に飲み会の予定が入り、困った経験を持つ人もいるのではないだろうか?
「教えて!goo」には「胃の検査のためバリウムを飲まなくてはならないのですが、その日の夜に忘年会に出席しなくてはなりません」という質問が寄せられている。果たして、バリウムを飲んだその日にアルコールを摂取しても良いのだろうか。寄せられた回答は、
「検査の後のバリウムは下剤で出してしまいます。別にその後アルコールを飲んでも構いません」(simakawaさん)、「むしろ、水分を多くとった方がいいので、アルコールのみならず、多くの水分を摂取することをお勧めします」(134さん)など、「検査の前なら控えた方が良いが、後なら大丈夫」という意見で一致していた。

■胃カメラ検査により、胃に傷がつく場合がある!

検査後の飲酒について、青山内科クリニックの青山医師は次のように話す。

「胃カメラ、バリウムなどで胃の健診をお受けになる機会は多いと思います。最も注意しないといけないことは、飲酒により血管が拡張しますので、胃カメラで生検(組織を一部採取)するなど、胃に傷がついた場合は出血が止まりにくくなることです。症状があって医療機関で胃カメラをする場合はもちろん、健診の胃カメラでも施設により生検をする場合があります」(青山医師)

どうやら胃カメラ検査の場合は特に注意が必要で、

「生検レベルであれば検査後当日の飲酒中止でほぼ問題ない場合が多いですが、3日程度までは飲酒中止が無難です」(青山医師)

とのこと。一方大腸カメラ検査では、外来でポリープを切除すると、より長い飲酒中止が必要な場合があるそうだ。

「胃カメラの場合、胃ポリープを外来で切除することはまずありませんので、生検レベルであれば万一出血が長引いた場合でも致命傷にはなりません。しかし、胃の表層に比較的太い血管が走っている部位や個数にもよりますので、個々のケースで医療機関からの指示を遵守優先してください」(青山医師)

では、生検をしなかった場合なら飲酒をしても大丈夫なのだろうか?

「胃カメラで生検をしなかったとしても、特に経鼻の場合は元来出血しやすい鼻の粘膜がカメラで擦れて傷がついています。また、経口胃カメラ、バリウムでも検査当日は絶食による脱水症状など、通常とは異なったコンディションです。少なくとも検査当日は飲酒をやめて早目に帰宅され、体調回復につとめるのが常識的な対応です」(青山医師)

そもそも不調を感じて検査を受けたのであれば、結果が出るまでは大人しく飲酒や暴飲暴食は控えた方が無難かもしれない。安易な自己判断を避け、担当医からの指示に従おう。

●専門家プロフィール:青山 伸郎
消化器内科医。神戸大学医学部卒業後、同大学病院で内科医、光学医学診療部(内視鏡部)部長を務め、2007年青山内科クリニックを開業。胃・大腸合わせて年間3000件、開業8年で胃10000件、大腸12000件施行。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)治療を専門的に行い、県下では兵庫医科大学に次ぐ通院患者数を誇る。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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