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ぬいぐるみの寄付&供養、それぞれのメリット・デメリット

2017年12月13日 08時00分 (2017年12月31日 11時43分 更新)

ぬいぐるみの寄付&供養、それぞれのメリット・デメリット

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身の回りのものを整理したくなる年末。とはいえ、なかなか捨てられないものがある人も多いのではないだろうか。「教えて!goo」には「ぬいぐるみの寄付&供養について」という質問が投稿されているが、確かに愛着のあるぬいぐるみというのは捨てづらいもの。お寺で供養するという方法もあるが、実は寄付できることをご存じだろうか?

■寄付することのメリット・デメリットは?

日本ではあまりメジャーではないが、欧米ではぬいぐるみや人形を寄付することは当たり前のように行われているのだとか。寄付を行っているのは、 国内外のNPOなどの団体。寄付されたぬいぐるみは発展途上国の子どもたちの元に届けられる。さらに、収益の一部をワクチン募金にあてている団体も多い。

では、寄付をすることで生まれるメリット・デメリットはあるのだろうか。整理収納アドバイザーの古川 めぐみさんにお話を伺った。

「手離し難いものを手離すときは、なんらかの理由や自分自身の気持ちへの後押しが必要なものです。寄付するメリットを考えると、『誰かの役に立てた』という気持ちになれることが大きいでしょう。またゴミの減量化にも役立ちますし、さかのぼれば資源の無駄にもなりません。実際にぬいぐるみが発展途上国の子どもたちの手に渡り、喜んでもらえるのであれば、それはとてもうれしいことですね。社会貢献の意識や環境問題を考えている方には向いているのかも知れません」(古川さん)

では、寄付するデメリットは何だろうか。

「一つは、寄付先の団体の正当性を確認することが必要です。実際には利益の出るモノだけを販売し、子どもの手には届かずに捨てられていたりしては善意が無駄になってしまいます。また、状態によっては全てのリユース品に次の持ち主が現れるとは限らないので、処分するという選択肢も考える必要があります」(古川さん)

そもそも、使い古した人形やぬいぐるみの寄付を受け付けていない団体が多いのが実情だ。

「二つめは、寄付する際には原則として送料が負担になるでしょう。送料以外の料金も含めて『1箱2,000円~4,000円』に設定されていることが多いようです。費用負担と気持ちのバランスを考えて手離したいですね」(古川さん)

■供養することのメリット・デメリット。捨てたとしても問題はない!

ちなみに、供養することのメリット・デメリットについても聞いてみた。

「供養のメリットを考えると、自分自身への気持の踏ん切りと、一つのけじめをつける意味合いが高いかと思います。仏教の考えを重んじたり、しきたりや縁起を重視したりする方には向いているのかも知れません。デメリットとしては、『供養』という商売道具の材料になる可能性と、『供養』という言葉に隠れて、本当は自分自身で向き合わなければならないことから逃げてしまう点です」(古川さん)

供養するにもお金が掛かる。また、それまで大事にしてこなかったものを捨てる段階になって「もったいない」からと「供養」という逃げ場に頼み、再び浪費を重ねたとしたら同じことの繰り返しであると古川さんは指摘する。

「『普通ゴミで捨てる』という手離し方でも、問題はありません。捨てる時に白い布で包んで塩をふったりする方もいますね。供養か寄付か、の二択ではないと思います。ものの所有者として『ものを使い切ること』と同時に『ものの役目を終わらせること』の見極めが必要なときがあります。捨てる判断は皆さん異なりますので、罪悪感を持たないで手離せるようにと考えております」(古川さん)

愛着があればあるほど、手離すときは迷ってしまうもの。これといった正解はないので、悔いが残らないようにすることが大切だ。

●専門家プロフィール:古川 めぐみ
遺品整理・生前整理などのサポートサービスのアメイジー(株)代表。環境プランナー・整理収納アドバイザー・古物商。出来るだけリユースすることで捨てる量を減らす取り組み、寄付やリメイク材料など役に立つ手離し方を推奨。女性目線での丁寧な作業は定評を得ている。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    まず、ゲーセンの景品を「消えもの(お菓子)」だけにしよう。

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