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2018年8月10日
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野生のキツネを犬のような従順なペットにするための交配実験から明らかとなった家畜化遺伝子(ロシア研究)



 ロシアでは、旧ソ連時代から、従順な個体を作り出すため、野生のキツネの繁殖実験が行われていたことは前に話した通りだ。(関連記事

 攻撃性の低いキツネ同士を繁殖させていった結果、獰猛な性質から、従順で人懐こい友人タイプに変化していったという。

 今回、この実験を元に行われた研究で、野生動物の攻撃性を抑え、従順に変化させる鍵が明らかとなった。それは特定の遺伝子にあった。

【オオカミが従順な犬に進化した理由を探るため】

Nature Ecology & Evolution』に掲載されたその研究の始まりは1959年に遡る。

 当時、ドミトリ・べリャーエフというロシアの科学者は、オオカミを祖先とする犬が、すっかり手懐けなられるようになった仕組みを解き明かそうと考えた。

 ベリャーエフは犬の振る舞いは遺伝すると考えた。そこで(大量の)キツネを繁殖し、狼と犬で見られたような変化を再現できるかどうか確かめることにした。

【従順なキツネ同士を交配させ続けた結果、犬のようなキツネが誕生】

 ベリャーエフはギンギツネ(銀の毛皮を持つアカギツネ)を集め、最も従順な個体同士を掛け合わせた。

 この場合、基本的に”従順”とは、檻に指を入れても攻撃してこない個体のことだ。

 そうして生まれた子ギツネもやはり同じように繁殖させた結果、やがて人間を積極的に求め、愛情表現をする世代が出現した。

 その子ギツネらには、丸まった尻尾や垂れ耳といったイエイヌと同じような特徴まで現れていた。

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