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陸自ヘリ墜落で死亡者 佐賀空港オスプレイ配備に暗雲漂う

2018年2月6日 15時00分 (2018年2月7日 14時00分 更新)

墜落で炎上し煙を上げる住宅(C)共同通信社

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 小野寺防衛相の苦渋の表情は事故だけが理由ではなさそうだ。

 5日夕方、佐賀県神埼市千代田町嘉納で陸上自衛隊のヘリが墜落。男性隊員1人が死亡、1人が行方不明、住宅2棟が燃え、住人の小5女子児童(11)が軽傷を負った。

 墜落したのは目達原駐屯地所属のAH64D戦闘ヘリ。飛行中にメインローター(主回転翼)が脱落し、ほぼ垂直に墜落したというから大問題だ。

 陸自は駐屯地から20キロほどの佐賀空港にオスプレイ配備を計画している。昨年末には、佐賀市議会で「オスプレイ配備容認決議」が議決されている。だが、今回の事故で雲行きが怪しくなりそうだ。

「今回墜落したAH64は攻撃型ヘリ。オスプレイは輸送用の統合垂直離着陸機です。全く別のものなので、今回の事故とオスプレイの配備計画は直接関係はない。ただ、オスプレイは事故の常連です。地元の漁業関係者や住民の不安はよりいっそう高まるでしょう。佐賀の配備はいったんペンディングになる可能性があります。そうでなくても、オスプレイ配備にあたっては安全面などから慎重な検討が求められるでしょう」(軍事ジャーナリストの世良光弘氏)

 小野寺防衛相は事故を受け、同型機を飛行停止にするとともに、陸海空全自衛隊のヘリについても点検、整備を行うよう指示した。これではやすやすとオスプレイ配備とはいかないだろう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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