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奇書から生まれた「むし」が九博を席巻中 肺積、鬼胎...これなーんだ?

2017年6月19日 18時51分 (2017年6月20日 19時04分 更新)

あなたも飼っている? はらのむし

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肺積(はいしゃく)、脾の聚(ひのじゅ)、悪虫(あくちゅう)――。

これらは戦国時代に著された鍼術の秘伝書『針聞書(はりききがき)』に出てくる「むし」の名前だ。「むし」と言っても蚊や蜂ではない。「はらのむし」だ。

人気の「はらのむし」は?

『針聞書』には、63種の「はらのむし」が記載されていて、これら一匹一匹が病気を表している。

たとえば、「肺積は、いい匂いでもいやな臭いでも嫌うのに、生臭い悪臭だけは好むようになり、辛い味を好み、いつも悲しみにくれている。(肺積のような)人物(辛党で生臭さ好き、悲観的で色白)は、肺をわずらっているのである――」

と、こんな具合だ。

この『針聞書』を開館当初から展示していたのが、「九州国立博物館」(福岡県太宰府市)だ。今にも動き出しそうでユーモラスな表情を浮かべる「はらのむし」は、公開後すぐに人気者になった。

本物の『針聞書』は常時展示されているわけではないが、同博物館内にある、体験型展示室「あじっぱ」(無料)には「はらのむし」を紹介するコーナーがあり、2017年3月7日~4月7日には、第4回「はらのむしグランプリ」の人気投票が行われ、577票が集まった。

最新ベスト3は、3位「蟯虫(ぎょうちゅう)」、2位「鬼胎(きたい)」、1位「肺虫(はいむし)」というランキング。現在、「あじっぱ」で、1位に輝いた「肺虫」を紹介している。

そして「はらのむし」人気は、展示以外にも広がりをみせている。

人気の「はらのむし」4種をモチーフに、独自の歌詞・楽曲・振付をした九博オリジナルの公式ソング「はらのむし体操」動画は、ショートバージョン、フルバーション合わせ約1万回再生を記録(6月13日現在)。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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