「その人物は女性?」
「日本のテレビドラマに出演してた?」
「名前にカタカナが混ざっている?」

そんな質問に「はい」か「いいえ」で答えていくだけで、思い浮かべた人物をズバリ言い当ててくれる、不思議なサイト「アキネーター」。ネット上では以前からけっこう有名でしたが、最近になってふたたび「アキネーター」旋風が巻き起こりつつあるようです。


再燃のきっかけは、10月上旬にリリースされたiPhoneアプリ版。リリースされるやいなや、「何これすごい!」「なんで当たるの!?」とたちまち話題に。今ではすっかり、有料アプリランキング1位の常連となりました。
浮き沈みの激しいApp Storeのランキングにおいて、2ヵ月近くも首位をキープし続けるというのは、もはやちょっとした「異常事態」と言ってもいいかもしれません。

iPhoneアプリ版も、やれることはWeb版と基本的にいっしょです。最初に好きな人物やキャラクターを思い浮かべたら、あとは「その人物は実在する?」とか「その人物はメガネをかけている?」といったごく簡単な質問に答えていくだけ。
考えているキャラクターをピタリ言い当てられたら「アキネーター」の勝ち、言い当てられなかったらあなたの勝ちです。

……と、やること自体はごくシンプルなんですが、驚くべきはその正答率と守備範囲。メジャーな人物なら10問ほどの質問で正解に辿り着いてきますし、かなりマイナーな人でも15~20問でズバリ言い当ててきます。

たとえば「ドラゴンボール」のキャラクターだったら、悟空、フリーザ、亀仙人なんかはもはや当てて当然レベル。「だったらこれはどうだ!」と色々試してみましたが、ヤムチャ、桃白白、スノ、サイバイマン、セルジュニア、ネイル、アックマン、タンバリン、ランファン……このへんも全部20問以内で言い当てられました。
後半はこっちもかなりムキになって「これはさすがにムリだろう!」的なキャラクターをぶつけてみたんですが、「ランファン」が画像付きで表示された時には、あやうく「なんで当たるんだよ!」とiPhoneをぶん投げそうに。
ちくしょう、おもしれーなー!
(ちなみに、第21回天下一武道界でナムと戦った女の人がランファンです)

もちろん「ドラゴンボール」に限らず、芸能人、スポーツ選手、アニメ・ゲームのキャラクター、歴史上の偉人……とにかく有名な人であればジャンルは何でもOK。ちょっと変わったところでは、動画サイトの「実況プレイヤー」や「生主」なんかもけっこう登録されていて、同じエキレビライターで実況プレイヤー出身の加藤レイズナやたろちんも、時間はかかったもののちゃんと出てきました。どんだけ守備範囲広いんだ……!

一人で遊んでももちろん面白いですが、iPhoneアプリになったことで「持ち歩いて誰かに見せる」という遊び方ができるようになったのも楽しい。アキネーターを知らない人ならまず間違いなく「なんで当たるの!?」と食いついてくれますし、「こいつってヒゲ生えてたっけ?」などと二人で相談しながら遊んでもいい。これからの宴会シーズン、ちょっとした話題のネタとして忍ばせておくというのもアリかもしれませんね。

現在は上記iPhone版のほか、より大きな画面で楽しめるiPad版も販売中。
価格はいずれも230円ですが、冒頭で紹介したWeb版なら無料でプレイ可能ですので、気になる人はまずWeb版を遊んでみてもいいかもしれません。(池谷勇人)