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英語学習ゲームの企画を競う「シリアスゲームジャム」

2014年2月27日 11時00分 ライター情報:小野憲史

閉会式が終了し、笑顔で記念撮影! プロアマ35名が参加した「Game Jam for“Happy English”」

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プロアマ混在の即席チームが特定のテーマにもとづき、短時間でゲームを作り上げる「ゲームジャム」。これまでGlobalGameJam福島GameJamなど、さまざまなゲームジャムを紹介してきましたが、さらにユニークなゲームジャムが開催されました。それがシリアスゲームジャム「Game Jam for“Happy English”」です。東京工科大学メディア学部の主催で2月22日・23日に開催され、全35名が5チームに分かれて挑戦しました。

シリアスゲームとは「遊んで楽しい」だけではなく、「社会の役に立つ」ゲームのこと。教育・医療・福祉・公共政策など、世界中で様々なシリアスゲームが「活躍中」で、いわゆる「脳トレ」もその一つ。ところが、ゲームジャムでシリアスゲームを開発する「シリアスゲームジャム」は、ゲーム業界の知見と各分野での専門家の知見の、双方が求められるとあって、まだまだ珍しいんですよ。日本だけでなく、海外でも事例は少ないんじゃないかなあ。

旗振り役は「ファミスタの父」として著名で、子ども向けに算数ゲームの企画書作りなどのワークショップも手がける、「きっしー先生」こと岸本好弘先生。何しろ初めての試みだけに、どんなゲームが完成するのか、おっかなびっくりだったようです。しかもテーマは日本人の多くが苦手意識を持つ「英語学習ゲーム」。しかし、ふたを開けてみたら、どれもバラエティ豊かなゲームばかりで、関係者を驚かせました。

ゲームジャムの進行にも今までにない形式が見られました。普通は全参加者が集まって、チーム分けとテーマが発表され、そこから企画会議が始まります。ところが今回は参加希望者があらかじめFacebookのグループページに登録され、作りたいゲームの概要をA4一枚のコンセプトシートで表現する「ペラ企画」の作成からスタート。企画が出そろったところで、各自が作りたいゲームを投票するところから始まったんです。

これは一泊二日にもかかわらず、会場の関係で徹夜作業ができず、開発時間の不足が懸念されたため。期間内に22本のペラ企画がアップロードされ、そこから上位5作品が選出されました。チーム分けも各自の希望が尊重され、Facebook上で自己紹介もそこそこに、オンラインで先行開発がスタート。ゲームの仕様書作りや、グラフィックデータの作成などが早々に進められました。

ペラコン1位「Liddles in Pieces」(浅見智子)
ウェブの脱出ゲームと英語パズルを組み合わせたアドベンチャーゲーム。

ライター情報

小野憲史

主夫ときどきゲームジャーナリスト。趣味でNPO法人IGDA日本代表

URL:Twitter:@kono3478

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