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韓国Webtoon「恋するアプリ」がスゴイ、Netflixでドラマ化も

2017年10月13日 10時00分 ライター情報:米光一成
『恋するアプリ』読んだ? すごいよ。
何人かのマンガ好きから噂を聞いて、読んでみた。
新世代マンガだった。
作者は、KYE YOUNG CHON。
韓国で人気のWebtoonだ。
Webtoonnというのは、WEBとCARTOONを合体させた造語。

Webtoon「隠密に偉大に」がドラマ化され700万人を動員する大ヒット。
『シークレット・ミッション』という邦題で、日本でも公開された。
韓国では、Webtoonサイトがいくつも立ち上がり、市場が急成長した。

『恋するアプリ』もWebtoonの人気作品。
2018年に、Netflixでドラマ化、全世界同時配信されることが決定した。
日本語翻訳版がマンガアプリ「ピッコマ」で連載中。1〜7話無料!
その後も「待てば0円」で、一日待てばチャージ完了で無料で読める仕組みだ。

縦スクロールで読むのが心地よい


紙のマンガの文法を飛び越えて、アプリで縦スクロールして読むことに特化した構成がすごい。
まずフルカラー。
ひとつひとつの絵が、しっかりとしたイラストレーションになっている。
コマが縦に並ぶ。
目を横に動かす必要がない。
コマとコマのすきまが空いている。
コマとコマのすきまで時間演出をコントロールしているのだ。
これを縦スクロールで読むのが心地よい。

物語は、骨太なラブストーリー。
軸となるのは、「ラブアラーム」というアプリだ。
半径10m以内に自分のことを好きな人がいるとアラームで教えてくれるというアプリである。
好きな人がいる近くにいることは判るが、それが誰なのかは判らない。


強引なイケメン、壁ドン、BL的キャラ、自惚れ美人キャラ、不幸な家庭環境、けなげなヒロイン。
そういった定番ラブストーリーの要素もギュッと詰め込んで、キュンキュンの連続だ。

だが『恋するアプリ』は、たんなるラブストーリーで終わらない。
「ラブアラーム」の設定がめちゃしっかりしているからだ。

たとえば、こんなエピソードがある。
学校一すてきな男子が10メートル先にいるときにアラームがなる!
わっと喜ぶ少女。
きっとあの王子様が私を好きなのだ!
と思ったら、王子様はラブアラームを起動していない。
「じゃあ、だれ?」と思ったら、彼の後ろにキモい男子が。
しかも、その男子がストーカーのようにしつこく自分を追ってくる。
彼女は、ストーカーが近づいていないかどうかを知るために、ラブアラームが手放せなくなる。
愛のアプリが、一気にホラーツールに変わる展開。

ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

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