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「Kindle3」最速レビュー! iPad、旧Kindleと徹底比較

2010年8月30日 11時00分 ライター情報:米光一成

俺の画像切り抜き技術のおかげで最新電子書籍リーダがダサイ感じに。

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iPadはカラーだけど、Kindleはモノクロ。
色がない。
Einkという技術を使っている。これこそ実物を見てもらうしかないのだけど、このEinkが目に優しい。
「ああ、液晶は目が疲れてたんだ」と逆にはっきりと気づくほど。
顔料粒子を表面内部にくっつけて表示している。こどもの頃に遊んだ磁石のペンで砂鉄をくっつけてお絵かきした「せんせい」という玩具の精密版だと考えてもらえるとイメージしやすいだろう。
原理的には、紙と同じ反射型の表示なのだ。

Kindle3は、旧キンドルよりもコントラストがアップしていて、さらに読みやすくなった。

■問題点
読書デバイスとして正当な進化をとげた。旧キンドルを持っている人にもオススメできるハードだ(手軽に持ち運べるようになったことは大きい)。
だが、最大の問題点は、読み応えのある日本語のコンテンツがほとんどまだ見つからないということだ。うーん。

■どっちを買う?
「iPadとKindle、どっちを買えばいいの?」と悩んでいる人は、簡単だ。
あなたが読書好きならKindle、雑誌やガジェット好きならiPadだ。
Kindleはなんといっても文字を読む、それも長文を読むことに適している。Einkはスピードに弱いので、パラパラと高スピードでめくるような表示にはむかない。カラー表示もできない。でも、圧倒的に目がつかれない。本を読んでいる感覚で、文字を読むことが可能だ。
いっぽうiPadは、カラー表示も可能だし、表示速度も速い。映像や音楽も融合して楽しめる。ただし目は疲れる。ちょっと重い。だから楽な姿勢で読書するように本を読むことはむずかしい。集中して行う読書には(電力の持ちの問題もある!)むかない。
というわけで、iPadとKindleは、目指している方向がクリアに違う、あなたが読書好きならKindle、雑誌やガジェット好きならiPadだ。
読書も雑誌もガジェットも楽しみたい? そんな欲張りな人は、両方とも買うといいよ。

■Kindle3は結局買いなの?
正直なところ、読書端末としては「日本語のコンテンツで読みたいものがでてくるのか」というところが問題だろう。
自炊派の人は、外で読んだり手軽に読んだりする用に買うが吉だと思います(ぼくが自炊派じゃないのでわからないけど)。
読書好きで、本棚をもう一架書い増そうとしている人は、そのかわりにKindle3を買うという手もあり。青空文庫にある膨大な日本文学が青空キンドル経由で読める。
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ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

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