今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

飼育係とはいってもパンダと仲良くなるのはとても無理な話です『まるまるパンダ』

2011年12月26日 11時00分

この物を言いたげな表情がたまりませんな。アスペクト。1260円

[拡大写真]

著者いわく〈宝探しをするような気分〉で、フンの量や臭い、食べ残しの量などを注意深く観察し、健康状態に気を配ることが大切なのだそう。〈本当の気持ちを理解することは不可能〉も、自分の思い込みだけではなく、周囲の意見を取り入れて判断する、という意味なのだとか。「かわいい」という気持ちだけで付き合うと、見逃してしまうサインもあるのかもしれませんね。
その存在はもちろん、繁殖にも大きな注目が集まるパンダ。リンリンが死亡した際には暗殺説まで報じられたこともあるそうで、飼育員にふりかかる責任やプレッシャーは相当なものだと思われます。「パンダと遊べていいなあ」なんて、うらやましがってすみません!

「パンダの飼育員は、希望してなれるものではない」「リーリーとシンシンが残したタケはゾウが食べる」「飼育員がウエストにつけている時計の赤いボタンを非常時に押すと、事務所に連絡がいくようになっている」など、本書からは上野動物園豆知識も得られます。飼育員の仕事風景を観察したり、「食事が終わったからそろそろ寝るころかな」という風に、いままでとは違った目線で観賞するのも楽しそう。

上野動物園の開演時間は、午前9時30分から午後5時(毎週月曜日が休園日)。現在は、繁殖と健康管理のための※「ハズバンダリー・トレーニング」を行っているので、午後3時から3時30分までは、1頭しか見られないそうです。年末年始の休園日など、詳細は上野動物園ホームページでご確認を。(畑菜穂子)

※飼育員が出す一定の刺激や合図に従った行動や姿勢をとるようにする訓練のこと
関連キーワード

「飼育係とはいってもパンダと仲良くなるのはとても無理な話です『まるまるパンダ』」のコメント一覧 0

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!