今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

同じ産むなら「辛かった」よりも「楽しかった」って言いたい!『安産力がつくナチュラルなお産の本』

2012年3月19日 11時00分

『安産力がつくナチュラルなお産の本』宗 祥子/アスペクト
マタニティ関連本にありがちな「パパ」「ママ」「ベビちゃん」という表記がないのが個人的にはうれしい。1470円

[拡大写真]

「楽しかった!」
東京都中野区にある松が丘助産院で出産した人の感想だ。
「思い出したくないくらい痛かったよー」「無痛分娩の方が楽でいいよ」
出産=つらくて苦しいもの。妊娠したとたんにこのような声を聞くことが多く、先日参加した地元の母親学級でも、出産への不安を漏らす妊婦が多かった。現在妊娠5ヶ月、出産がまだまだ先のためか不安はまったくないのだけど、「楽しかった!」とは思えないんじゃないのかなあ。

松が丘助産院院長の宗祥子著『安産力がつくナチュラルなお産の本』が発売された。東日本の被災地にいる妊婦を東京に避難させたり、出産や産後の生活をサポートする「東京里帰りプロジェクト」の代表でもある著者の、長年の経験から培った安産づくりの方法が詰まっている。
松が丘流で実践していることは、大まかにわけると以下の4つ。
・和食中心の生活に切り替える
・朝5〜6時に起きて、22時には就寝する
・体を温める
・1日3時間歩く
シンプルでごく当たり前のことかもしれないが、これを数カ月の間、毎日続けようと思うとけっこう難しい。
〈松が丘助産院の妊婦さんはお産を人まかせにせず、自分で体作りをしている〉
〈安産は偶然ではなく、自分で“引き寄せる”もの〉
人に産ませてもらうのではなく、自分の力でいいお産を作る。時に厳しいことも書いてあるが、妊婦になっただけでメルヘンワールドに強制入国させられるような本が多いなかで、叱ってくれる本はむしろ心地いい。わたしは松が丘助産院とは別の病院で出産する予定だし、目標に向かってストイックに努力するタイプでもない。でも、同じ産むなら「辛かった」よりも「楽しかった」って言いたい!

まずは食べ物から、と松が丘流の食事を取り入れてみることに。ノンオイル&ノンシュガー、肉や魚を減らした野菜中心の和食が基本……。
「む、無理っす!」
ラーメン万歳! パンと甘いものが大好き! やっとつわりがおさまって食べることのよろこびを噛みしめていたわたしは、早くも心が折れそうになった。でも、本書にも〈50点からはじめよう〉とあることだし……と気を取り直してレシピを見る。
・ほうれん草ののり和え(茹でたほうれん草に、焼きのりとしょうゆを和えたもの)
・蒸しきのこ(蒸したきのこにしょうゆをかけたもの)
・車麩の煮物(車麩と野菜をだし汁酒で煮こみ、しょうゆと塩で味をととのえたもの)
手間がかからないものばかりだ。これなら続けられそう。手はじめに、かつお節と昆布でしっかりと取っただしを使って、料理の味付けを薄くした。
関連キーワード
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!