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麻雀ファン騒然!「ムダヅモ無き改革」は十段戦失格事件に迫ったのか

2013年12月3日 11時00分 ライター情報:青柳美帆子

12月2日発売「近代麻雀」。表紙は『アカギ』より鷲巣様と閻魔大王。アオリ文は「まさかの巨大化!! 鷲巣、進撃開始!!」

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12月2日発売の「近代麻雀」。看板漫画の一つ、大和田秀樹『ムダヅモ無き改革』が、タイムリーすぎるネタを扱っている。

『ムダヅモ無き改革』は、実在する政治家や時事ネタを扱った麻雀漫画だ。元ネタはもちろん「聖域なき構造改革」。1話では小泉ジュンイチローとジョージ・W・ブッシュが戦闘機F15を賭けて闘牌した。
現在連載中の「血戦!尖閣諸島沖波高シ!!」編では、尖閣諸島をめぐってネオ中華ソビエト共和国と戦っている。卓につくのは昭和のアイドル・蒼井うさぎ(モデルはマンモスうれぴーのあの人)。

25話(今号)は、南一局の最後のツモ後、大きな溜息をつく蒼井の姿から始まる。「いーらないっ」ツモ切られる3ソウ。蒼井はすでに3鳴きしており、どれもピンズ。しかも河にはピンズは一枚も切られていない。一色手の仕掛けが濃厚だ。
対するネオ中華ソビエト共和国側・江青(モデルは毛沢東の妻)は、ラストのツモでテンパイ。しかし蒼井の態度から、親番にもかかわらずテンパイ崩しの一打をとるのだが……。

この展開、フツーに読めば、フツーの麻雀漫画である。しかし、麻雀好きにはピンとくる。ポイントは「3ソウ」「溜息」だ。

11月初めに行われた「第30期 十段位決定戦」。主宰は日本プロ麻雀連盟(以下、連盟)。この8回戦東四局で、事件が起きた。
堀内正人プロが「悪質な三味線行為」をしたために、失格処分になったのである。三味線とは、対局している相手を騙すような行為をとること。たとえば、満貫の手が入っているのに「はー、今日ほんとついてないわー」などと言うことは三味線行為にあたる。
麻雀のプロの対局は、「競技麻雀」と呼ばれ、ルール・マナーを守った麻雀をすることが求められている。堀内プロはどのような違反行為をしたのだろうか。
連盟は次のように発表している。

「あと一巡で流局というところで、堀内プロは3ソウをツモりましたが、その3ソウを軽く卓に叩き、手の内の3ソウを切り出しました(いわゆる空切り。違反にはあたらない)」
「映像ではここまでしか確認できませんが、実はこのとき、堀内プロは3ソウを困ったような表情で、首を傾げ、軽く卓に叩きつけ、手の内の3ソウを切りながら、溜息をついておりました」

つまり、「ツモってきた牌が他の対局者の危険牌で、勝負をオリたように見せかける素振りをした」ということらしい。この行為を十段戦の観戦記では「三味線まがいのアンフェアなトリックプレー」と称している。

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

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