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英語教科書「エレン先生」騒動の問題点はどこか

2016年4月13日 09時50分 ライター情報:たまごまご
東京書籍の中学1年英語教科書「NEW HORIZON」に出てくるキャラクター、エレン・ベーカー先生がかわいいと話題になったのが、4月5日のこと。

「NEW HORIZON」は今まで、目の大きくない落ち着いたイラストを使っていた。リニューアル後のエレン先生は目がぱっちり開いており、コケティッシュなアニメ絵柄に。
エレン先生は金髪碧眼の、童顔お姉さん。ボストンレッドソックスの大ファンで、バットのスウィングの真似をしながら笑顔で話す様子は、大変おちゃめ。
インタビューによると、「挿絵がきっかけで英語に興味を持ってもらえるのではないか」という期待から絵を変えたそうだ。

Twitterではエレン先生の話題が爆発。最初に発見した人があげたツイート(今は消されています)は瞬く間に5万RT超え。6日にはピクシブ百科事典ニコニコ大百科にページがすぐ作られた。
エレン先生の二次創作イラストは一気にTwitterやpixivにあふれかえり、ニコニコではテーマソングまで作られる過熱っぷり。中川翔子も描いていた。

ここまではよくあるお祭り。
騒動は、Twitterユーザーの一人が東京書籍に問い合わせたことからはじまった。

権利者への問い合わせ事件


エレン先生の素材(コラージュを作るための画像切り抜き)を作っていたあるユーザーが、東京書籍に利用してもいいか、と問い合わせた。
すると教科書著作権協会から「利用許諾申請書が必要」「使用料が発生する可能性がある」と答えが返ってきたことをTwitter上で報告。
この内容に「なぜ問い合わせをした!」という声が殺到した。
ツイートには、たくさんの誹謗中傷のレスが飛ばされ、現在アカウントは残っていない。
なおイラストを描いた電柱棒は、自分のインタビューがネット上のファンが創作する際の不安を煽ったのではないかと心配し、ホームページに「あんまり気にせず楽しんでください」と書いている。

イエスでもノーでもない


たとえば小学館では複製・二次創作・翻訳の禁止をホームページ上に載せている。これが2011年に「厳ししすぎるのではないか」と話題になった。
しかし、講談社芳文社などでも、全く同じ内容のことを、ずっと前から掲載している。
これは「言っておかないといけないこと」としてのテンプレートだ。

小学館は「どこの出版社でも明記されているはずです」「作家さんが喜んでくれるようなことや、作家さんとファンとの交流を阻害するものであるはずがありません」とゲッサン編集部Twitterで明示。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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