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就活で「趣味は読書」ではダメな理由

2016年4月30日 09時50分 ライター情報:米光一成
回答者がその技能を持っているか計れるので問答として成り立つ。

ところが「趣味は読書です」と答えでは問答として成り立ちにくい。
「それでどういう技術を身につけたの?」と問うて、量しかアピールして来ない場合は、それ以上の碌な返答は期待できない。
“ここで冷静に、「いえ、そうではないんです、私は本当に本を読むことが好きで、、、」”と答えられても困る。本当に好きかどうかを問うてるのではない。
「表現力や日本語の豊かさを学びました」と答えられても、計りようがない。
せめて「読書日記をつけていて、持ってきています」と言って、それを見せる。ぐらいの具体的な表現力を示してくれなければ、どうしようもない。
「趣味は人間観察です」という答えがうんざりされるのと同じだ。

かつてお見合いの時に、わたしは平凡な人間なのです、というメッセージとして「趣味は読書です」「趣味は映画鑑賞です」というフレーズが使われた。
読書家なら、それぐらいのことを知っていてもおかしくないし、知っているなら、就活の場面で、そういったメッセージを含むクリシェは使わないだろう。(斎藤美奈子『趣味は読書。』を読もう!)

ぼくは、会社で面接官をやっていた。
「趣味は読書です」と答える人に「好きな本のタイトルを5つあげて」と聞くと、ほとんどがまともに答えられなかった。
「ええーと、『探偵ガリレオ』『容疑者Xの献身』
「あと3冊は?」
『白夜行』『秘密』と」
「ラスト1冊」
「うーん、もうありません」
って、たんなる東野圭吾ファンじゃーん、しかも中途半端じゃーん。
まあ、これならまだ良いほうなのだ。
「ジャンプと、雑誌と、新聞をときどき読みます」
って、たんなる喫茶店に入りびっだってる暇なオヤジじゃーん。
まあ、小さい会社だとそんなこともあるのだ。

「趣味は読書」は、マイナスではない。
だが、
ほんとうに「趣味が読書」であるならば、就活の時に趣味を問われたら「読書」と答えるのはトンチンカンだと気づくぐらいの読解力は持っていてほしい
(米光一成)
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ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

コメント 4

  • 匿名さん 通報

    こういう奴が年取ったら老害になるんだろうなあ

    3
  • 匿名さん 通報

    読書と回答して何ら問題ありません。そもそも、趣味ですから自由です。口頭で問われたら、そこから話題を広げればokです。それだけのことです。屁理屈での肯定も否定も不要です。

    1
  • 匿名さん 通報

    ゴルフとかバスケとか水泳とか直接役に立たない話題にしかならない趣味なら読書も同じじゃね。統計、編纂、資格マニアですとか答えても妙な顔するだろうに…

    0
  • 匿名さん 通報

    もう少しまとまりのある文書書いてくれ。 まずは、読書をして文章力を鍛えましょう。

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