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山里亮太『天才はあきらめた』「偽りの天才」が吐露した南海キャンディーズの始まりの終わり

2018年7月13日 09時45分 ライター情報:井上マサキ
映画『フラガール』のオファーを陰で蹴ろうとしたりしています)

だがゆっくりと、ゆっくりと雪解けが進み、2015年からはM-1グランプリに再挑戦を果たす。この時もラジオでM-1再挑戦を宣言し、自ら退路を断った。そして2018年2月、満を持して行われた単独ライブ『他力本願』。
『南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」』(よしもとミュージックエンタテインメント)

最もコンビの距離が近づく作業。それが単独ライブだ。今までの僕らなら無理だった。けれど戦いの場を求め続ける相方。そして、自分の足元をもっと確認しなくてはいけないと思った僕の気持ちがここでようやく重なった。(P.230)

別のインタビューで、山里亮太は単独ライブを「楽しかった」と振り返っている。

俺はこれだけ楽しいけど、みんなにこの楽しさちゃんと伝わってるだろうかって不安になるくらい楽しかったです。こんな楽しく漫才できる日が来るんだな、単独って大事だな、と思うようなライブでした。南海キャンディーズがたどり着いた楽園「単独ライブ」こんなに楽しく漫才できる日が来るなんて - エキレビ!

「偽りの天才」を作ることに必死だった山里亮太が、「自分が楽しいことをやる」の領域にたどり着いた。天才への道にまた一歩近づいたと共に、南海キャンディーズは始まりの終わりを告げた。

『天才はあきらめた』というタイトルは決してネガティブなものではない。「山里亮太 第1章」であると同時に「南海キャンディーズ 第1章」の記録でもある。今日も山里亮太は、新たな怒りをガソリンにして走り続けている。盟友・オードリー若林が寄せた解説も是非読んでほしい。
(井上マサキ)

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

「山里亮太『天才はあきらめた』「偽りの天才」が吐露した南海キャンディーズの始まりの終わり」のコメント一覧 2

  • 匿名さん 通報

    お笑い芸人は裏を語るものじゃないと思う。程度の差はあっても売れる売れないに関係なく苦労を重ねている。同情で舞台に立ち続けることはできないし、それができればトニー谷は消えていない。

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  • 匿名さん 通報

    山ちゃん、いろいろあったんだねえ❗

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