今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

フェス会場が電車になったら、音楽と風景が共鳴した。日常を非日常に「がたんごとんフェス」

2016年11月19日 10時00分 ライター情報:寺西ジャジューカ
クラブといったら、まばゆい照明の中で大音量の音楽が鳴り響く密室空間をイメージしがち。フェスといったら、心を踊らせながら大勢の多数のギャラリーが縦ノリで跳ね回る光景を思い浮かべます。

しかし、一方でこんなフェスもあるらしい。Ozone合同会社(神奈川県横浜市)が11月15日に開催した、その名も「がたんごとんフェス」は、会場が電車です。

出発地は都電荒川線「荒川車庫前駅」で、終点「三ノ輪橋駅」まで。都電荒川線を往復する2時間の車中がフェス会場と化すのです。

とは言え、電車内で音楽がガンガン鳴り響くわけではない。皆さん、「サイレントフェス」ってご存知ですか? これは、専用のワイヤレスヘッドホンを使って参加者全員が1つの音楽を共有するイベント。ヘッドホンを外せば無音の空間なのですが、ヘッドホンから流れ出る音楽で全員がつながり、そして盛り上がるという考え方です。
「横にいる人が本当に同じ音楽を聴いているのか、実質的に証明はできないですよね? それでもライブみたいな空間が出来上がるのは、ある種の信頼感があってこそなんです。普通の音楽体験より“つながってる感覚”が得られるのが特徴です」(Ozone合同会社・雨宮優代表)

ヘッドホンの音量を上げて音楽の世界にトリップするも良し。反対に、ヘッドホンを外して語り合うのも自由です。ペチャクチャ喋っていても、他の人はヘッドホンで音楽を聴いているのでジャマにならないし。

すれ違う人が不思議顔 「この電車は何なの?」


というわけで、そろそろ出発時間。電車へ乗り込む参加者たちに、ワイヤレスヘッドホンが渡されます。

電車の先頭車両には、DJブースが設置されている不思議。

さて、いよいよ出発です!

何度も言いますが、この電車は貸し切り車。当然、駅には停まりません。そして、時にホームにいる人たちと窓越しに視線が合ったりするのですが、明らかに我々を見て「なに、この電車?」と不思議がっている。なぜなら、乗客全員がヘッドホンを付けているから。

それどころか、路面電車なので街行く人らとすれ違うことも多い。「この人たち、何してるの?」と振り返られまくりなんです。

フェス会場(電車)から望むは、移りゆく紅葉


一方、車内は自由気まま。1車両のみなので、参加者は車内を自由に行ったり来たりします。

DJからは参加者たちへ様々な呼び掛けが行われ、それらはヘッドホンを通じて我々に届けられます。
「サイレントフェスはみんなヘッドホンを付けているので、自分の声は周りに聴こえないはずです。
関連キーワード

ライター情報

寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行と篠田麻里子が好きです。ブライアン・ジョーンズと菅井きんと誕生日が一緒。

URL:Facebook

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!