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すぐに泣く子はウザイじゃないですか〈佐藤順一監督インタビュー Part2〉

2012年3月28日 11時00分 ライター情報:丸本大輔

監督が、特に印象深い回に挙げた「たまゆら~hitotose~」第7話。降り続く雨を見ながら、楓に憧憬の路を見せてあげたいと、くやしがるかおるの姿にじーんと来ます。かおたん、マジ良い子! そして、雨の止むのを待ち疲れて居眠りしてしまった楓が、夢の中で出会った光景を見て、もう号泣です。

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――ちひろに関しては、キャラクターデザインの前にキャスティングが決まっていたそうですが。性格などの設定とキャスティングは、どちらが先だったのでしょうか?
佐藤 わりと早い段階。性格などを考えるのと同時に、寿さんにやってもらったら面白いかなとは考えていました。
――寿さんは、監督の前作「うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜」にも、メインヒロインの一人、宮守夏音役として出演していましたね。僕は、「うみものがたり」や番組の公式ラジオ「うみものらじお」も大好きだったのですが。OVAの「たまゆら」を見ながら、「うみものらじおでパーソナリティだった阿澄さんや、準レギュラーだった儀武さんは出てるのに。阿澄さんの相方だった寿さんだけ、仲間外れだ……」とか思っていました(笑)。
佐藤 「hitotose」が決まる前に「うみものがたり」のメンバーで食事会をした時、「私だけ呼ばれてない……」という空気は、(寿さんから)フワッと漂ってましたね(笑)。
――口には出さないけれども?
佐藤 ええ、薄らとオーラは感じました(笑)。寿さんと初めて仕事をしたのは、「うみものがたり」だったのですが。夏音は相当に難易度の高いキャラだったのに、それをしっかりこなしてくれたんです。今回のちひろも、すぐに泣いてしまうという漫画っぽい属性があるので、ある程度の現実感を持たせながら演じるのは、ハードルが高い事なんですよ。
――地に足のついたキャラクターとして見せるのは、難しいということですね。
佐藤 そうですね。それに、言い方は悪いですけど(すぐに泣く子は)ウザイじゃないですか。それでも(視聴者に)嫌悪感を持たれず、そのお芝居をやってもらう必要があった。それも、寿さんならストレートにできそうだなと。まだ若いのに本当にしっかりしていて、こっちが用意したハードルを、きちんと考えて越えていく姿勢もある子なので。信頼もしていたし、このキャラを任せるくらいの感じでした。
(丸本大輔)
Part3に続く

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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