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さぁ、劇場版の時間だ!〈「モーレツ宇宙海賊」佐藤竜雄監督に更に聞く2〉

2012年7月2日 11時00分 ライター情報:丸本大輔

すでに、劇場版「モーレツ宇宙海賊」の制作作業をスタートさせている佐藤竜雄監督。「劇場版制作が発表されたことで、初めて興味を持ってもらえた方も多いと思うんです。今でも、「モーレツ?」って方はいるだろうし(笑)。最終話は放送されましたが、もう終わった作品ではなく、むしろこれからの作品という思いが強いので、ぜひ今からでも見て欲しいです。DVDも1話からレンタルもされていますし。ずっと見て下さった方にも、繰り返し見てもらえる作品になってると思いますので。ぜひ何度でも、お願いします」

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――クォーツと、そのお目付役のような形で現れる海賊・鉄の髭については、どのようなキャラとしてイメージされたのでしょうか。
佐藤 クォーツは、茉莉香たちのやっている海賊は海賊ではないと言い、自分は茉莉香たちよりも上位の本当の海賊だと思っている。でも、実はクォーツも銀河帝国のお墨付きを貰っているだけで。スケールは違うけど、チアキの父親である(海賊船バルバローサの船長の)ケンジョーたちと本質的には変わらない。彼女たちよりもっと先を見据えているのが、鉄の髭ですね。最後、グリューエルが「ゴンザエモン船長」って言っちゃってますけど(笑)。
――先代の弁天丸船長で、茉莉香の父親のゴンザエモン加藤が生きていたという展開は、意外でした。
佐藤 なぜ死んだ真似までして、銀河帝国の海賊になってるのかというと、しがらみを振り捨てたかったんでしょうね。今は帝国の海賊ですが、最終的にはそれもぶっちぎるんでしょう。鉄の髭は、本当に外へ外へと向かっていく人で。クォーツは、銀河帝国の中での海賊に固執している人。そういう対比でもあります。
――ところで、クォーツが操る機動戦艦グランドクロスと、海賊船団との最後の戦いで、チアキが弁天丸ではなく、バルバルーサに乗りますよね。「茉莉香のいる弁天丸ではないんだな」とも思いました。
佐藤 そこはやっぱり、バルバルーサの船長の娘っていうしがらみがある。あくまでも自分はバルバルーサの跡継ぎであるというのを意識して、あえて乗ってるんですね。その展開もあるので、エンディングではバルバルーサ用の服を着せてたわけです。本編での登場回数少ないですけど、チアキの中でのけじめなんですよね。ただ、そう思ってはいても、茉莉香を見ていると、自分は船長の器ではないと思ってしまう。
――なるほど。
佐藤 なおかつ、茉莉香の横にいると、何かをしてあげたいという副官的な感情が出てきて、自分はやっぱり、副官の方が向いてるんじゃないかと考え出してると思うんですよね。「茉莉香についていきたいな」っていうのが、おそらく本音でしょう。なのに彼女は血筋というか、海賊の宿命にしばられている。父親のケンジョーには、「自分は海賊をやっていくけど、お前は良いんだよ」と言わせてますけどね。おそらく今後、茉莉香やチアキたちが活躍していく中で、海明星の海賊のシステムも、どんどん変わっていくでしょうね。
――チアキも認めているように、終盤では茉莉香の船長ぶりが際だってきて。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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