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三浦春馬にため息。人気ドラマ「ラスト・シンデレラ」の魅力を解く

2013年6月13日 11時00分 ライター情報:木俣冬

『おやじ女子図鑑』フカサワナオコ/幻冬舎
「ラスト・シンデレラ」とのコラボ企画。帯に篠原涼子の推薦文あり。おやじ女子の「あるある」がいっぱい。当てはまり過ぎてこわくなりました……

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ドラマ「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ 木・22時)が人気である。
1話から7話まで回を増すごとに視聴率が上がっていくという異例の記録をつくった。残念ながら8話でその記録は止まったが9話でまたまたアップ。
残りの10話(6月13日放送)と最終回(6月20日放送)がどうなるか気になるところ。

人気の秘密はなんといっても、アラフォー・ヒロイン(篠原涼子)を誘惑する20代男子を演じる三浦春馬。
細マッチョ系の肉体と無邪気な笑顔の持ち主の三浦は、男っぽさだけでも少年っぽさだけでも物足りない、どっちもほしいという欲張りなアラフォーにドンピシャ。
天使かと思えば、ヒロインの知らないところでは悪魔っぽい表情も見せてくれて、かなりの高スペック・キャラだ。
にも関わらず全然濃くなくて、透明感を保っている三浦春馬に、ため息でちゃいます。

とはいえ、こんな無敵な男子も、ひとりではやっぱりドラマははじまらない。
もうひとり、気の置けないツンデレプレーを楽しめるヒロインの同世代男子がいるからこそ萌えるのだ。
演じている藤木直人も、ヒゲを生やしていても、酒ばかり飲んでいても、毒舌でも(役の上です)、爽やかさが残る貴重な俳優。
三浦と藤木、最強の2トップだ。

こんな年下と同世代の男子の間で揺れ動くのが、仕事ひと筋、10年彼氏のいないヒロイン・桜(篠原)。
ドラマは、桜があまりに女を忘れ過ぎて、とうとうヒゲが生えてきた!という衝撃的な場面からはじまる。
「シンデレラ」は12時過ぎると魔法が解けてしまう童話だが、「ラスト・シンデレラ」は、40歳過ぎたシンデレラがどうなるのか? という物語である。
もう一度、女を取り戻そうと思いはじめた桜は、合コン会場のホテルで偶然出会った、15歳も下のかっこいい男子・広斗(三浦)となりゆきで一夜を過ごす。彼はなぜか桜のことを好きだと追いかけてくる。桜もだんだんその気になるが、広斗にはある目的があって……。
一方、桜がつとめる美容室の店長でありマンションの隣人でもある凛太郎(藤木)は彼女の同期で、何かとぶつかる仲。でも、なんでも言い合えることが心地いいし、何かあると手を差し伸べてくれるのもありがたい。
10話と最終回の注目ポイントは、桜が、広斗と凛太郎のどちらを選ぶか、その一点のみ。
これはどこからどう見ても、女子の永遠のドリーム・三角関係の黄金パターンである。
少女漫画だと「花より男子」「はいからさんが通る」「ベルサイユのばら」、韓流ドラマだと「冬のソナタ」など、このパターンを挙げれば、枚挙にいとまない。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

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